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ロマンの木曜日
 
東西対抗! ランチパック集め
もっぱらランチパックばかりを買い集める1日!

ヤマザキのランチパックがいつごろからか菓子パンコーナーで異様なほどの存在感を放っている。とにかく、種類が多い。

「ピーナッツ」や「タマゴ」といった定番は多々あるが、たとえば「りんごジャム&ホイップ」というような「○○&○○」的な商品になると、バリエーションが豊富すぎて把握しきれない。

均一なパッケージやパン自体のシンプルたたずまいとは裏腹な突き抜けたバリエーション展開には常々静かに興奮していたが、実際どれくらいの種類があるのだろう。

大阪と東京で、ランチパックの収集対決を試みた!

(text by 古賀及子/尾張由晃 photo by 安藤昌教

この企画は1/6に写真のみで行ったリアルタイム更新のまとめ編です。
更新当日の東京でのランチパック集めのようす
更新当日の大阪でのランチパック集めのようす

ブログ書くためのカメラ CEREVOCAM
本記事ではCEREVOCAMを使用しています


全部で51種類が発売中!

どれくらい数があるんだろう? というクエスチョンに対して街を走り回って調査すべく、東京チームと大阪チームが激突する! というのが今回のテーマなわけだが、インターネットで調べたらあっさりと答えは出た。

なんと、全国で現在51種類が発売中だという(2009.1現在)。

うち19種類が地域限定での発売であり、東京では通常品と限定品を合わせて33種類、大阪では34種類が購入可能らしい。

へー、すごいなあランチパックは! と答えが出てしまってすでに70%くらいは満足してしまった。

大阪と東京でランチパックを探し倒すぜ

いやいや! でもやっぱり実際どれくらい集まるものなのか気になるじゃないですか。

年明けも早々の1月6日、東京チームは編集部安藤さんと古賀(途中からデイリーポータルZテレビ撮影班の大北さん)、大阪チームは尾張さんで対決と相成った。

東西であまりに行動にばらつきが出ないよう、 東京は山手線、大阪の環状線を回りながら、11時から16時の5時間でいくつのランチパックを集められるかで勝負する。


奥の方にうっすら見える大阪城前からスタートです(大阪、尾張さん)

スタート写真を撮り忘れたため、もう食べてる写真です(東京、古賀)

ここからは古賀と尾張さんと交互でレポートします

当日は晴天。さすがに冷えるが日向には暖かさがある。絶好のランチパック集め日和だ。

ここからは、大阪の尾張さんと交互で当日の様子をレポートしていきたいと思う。いわゆる「冷静と情熱の間で」方式である(そういう小説だと思ってるのですが、合ってますか)。

ではまずは大阪の尾張さんから、お願いします!


大阪、スタート

自転車で

大阪の環状線を回るということで大阪らしさを 出そうと大阪城が目の前にある森ノ宮駅からスタートした。

やるとなったら負けたくない。ここからドンドン駅を巡ってランチパックを集めるぞ!

実は今回は秘策があった。駅を回るということで、 もちろん電車を使うだろうと思っている古賀さんを尻目に自転車で移動するのだ。

「各駅下車しなくても、店がありそうな駅で降りて探して いただいてかまいません」という古賀さんの優しさに「はい!」と答えて 跨る自転車である。


こっちだけ自転車使っちゃった


行動にばらつきが出ないようにとか言っておいての無断自転車。これはかなり有利だろう、むしろ有利すぎてずるいの範疇かも知れない。これで勝っても胸を張れない。

だから勝手にルールを追加したよ

ランチパックを食べた分だけポイントが入る。そして普通の ものより人気のあるものや珍しいものの方が嬉しいので多めに ポイントが入るというルールを僕の中だけで勝手に追加した。 (人気ランキングやご当地商品はこちらをどうぞ)

ポイントは下の表のとおり。


通常品 ランキング5位以上 ご当地商品
1pt 2pt 3pt

もちろん古賀さんはこのルールのことは全く知らない。 おそらく、東京チームはそんなに無理して食べないだろう。

東京チームは勝った個数をそのままポイントにしてもらい、こちらは食べた分だけ上記のポイントを加算して戦う。

この独自のポイントでも、見つけた個数でも 両方で勝って初めて胸を張ろう。


一方そのころ東京では

小幅に出遅れ

自転車移動! 独自のルール!

このことは本当に全く聞かされていなかったので対決中に中継係として各チームの様子をインタビューしてくれたのウェブマスター林さんからの情報で初めて知った。

そうとは知らずに東京チームはどうしていたかというと、品川を11時スタートの予定をまさかの忘れ物で20分もロスしてしまっていた。


あろうことか更新用の機材を会社に忘れた! 編集部 橋田さんに大森駅まで届けてもらい、急いでスタート地点へ!


けれど巻き返しのスタート

これは負けたか……。と早くもうなだれたが、落ち込む暇があったら今はとにかくランチパックを探さねばならない。

ランチパックが売られているのはコンビニやスーパー。まずは小手調べにと、JR東日本の駅の中にあるコンビニであるNEWDAYSに入ってみることにした。


品川駅の改札すぐにあるNEWDAYSは東京土産が充実

と、思ってたけどランチパックも大充実だよ!

あるわあるわ、だ。ちょっと戸惑うくらいのランチパック量。全菓子パンの30%くらいをランチパックが占めていた。

長距離移動する人も多いだろう品川駅で、ぱぱっと手軽に食べられるお昼ご飯として需要が高いということだろうか。

「最初からこんなに集まっちゃって、あと大丈夫だろうか…」とむしろ不安な気持ちになりながらいきなり8種類をゲットした!


富士宮やきそば

グラタンコロッケ

ピーナッツ

DHA入りきなこクリーム&つぶあん

ソーセージ&マヨネーズ

メープル&マーガリン

たまごとツナ

ツナマヨネーズとハムサラダ


「&」と「と」の法則

ぼんやりと知ってはいたが、“一袋に2つ”がおなじみのランチパックで、「たまごとツナ」や「ツナマヨネーズとハムサラダ」のように2種類がワンパックになっているタイプは革新的だ。

見ると商品名が「○○&△△」と“&”でつながっているものも多い。

どうやら、「○○&△△」は両者が一緒にパンに挟まれているもので、「○○と△△」というふうに“と”でつながっているものは別の種類のランチパックが1つの包装に入っているということらしい。

ランチパック業界では“&”と“と”が別の意味で使われているのだ! こうしたささいな発見に興奮するのは企画の醍醐味だよなあと思った。

そんな発見をしながら、早速味見も。「グラタンコロッケ」は初めて見たが全ランチパックの売上げランキング4位に入る人気商品らしい。これがえらく美味しかった。


うめえ! なんだこれ! なんかコロッケ入ってるよ!

こういうときほど、そのまんまの感想しか出ない

同僚とランチパックを半分こする不思議

このとき私は「富士宮やきそば」を選んだ。安藤さんの手にとった「グラタンコロッケ」同様、1つのパックに2つ入っているので残りの1つは自然とお互いトレードして2つの味を楽しんだ。

ランチパックを半分こする。

大人になってから誰かとそういうことをするとは全く思わなかった。しかも相手は家族でもなく普段はシビアな仕事をともに乗り越える同僚である。安藤さんも驚いたようで

「同僚と ランチパック 分け合う あり得ない」

と、なぜかたどたどしい日本語で記録用のICレコーダーに吹き込んでいた。


東京
現在のランチパック数8

一方そのころ、大阪では

幸先よすぎるスタート

1軒目に見つけたのがデイリーヤマザキ。 ここはランチパックを作っている山崎製パンの子会社だ。 これはあるに違いない。


ここはあるでしょう ほらーあったー!

いきなり9種類も見つかった。しかもランキング上位やご当地商品など、高ポイントのものばかり。

いきなりこんなに見つかって

さらに店内で買った物を食べる場所まで用意されていた。 いいのかこんなに至れり尽くせりで。山崎パンは偉大やでー。


尾張さん本当に全部食べるのか?!>
 

 
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