第10話
音楽は火の鳥・宮城さん制作
今回のラストシーンに合う曲を持ってなかったので、宮城さんに制作をお願いした。オープニングの曲も『パワフルマン』という動画で宮城さんが作ったもの。あれは使い易くていい曲だった。
しかし引き受けてくれたものの、上がってくる音がどうにも安っぽい。あれ?パワフルマンのあの音楽はどうしたの?という思いだったが、あれはほとんどソフトのプリセットだったらしい。ガーン。
「大団円っぽい楽しい曲を」というお願いをしたら、曲に笑い声がいっぱい入ってて度肝を抜かれた。
制作日誌・その10
頭のその後
打ち合わせでうなぎを食べたいと言っていた斎藤さん。「へ〜、浜松って餃子が名物なんだ」とTweetしていた斎藤さん。
その後、斎藤さんは撮影現場の様子を記事にしていた。緊張感がありすぎるんじゃないか、という主旨ととれなくもない記事だった。
記事内にはビールが登場していた。ショックだった。
結局、頭は見つからなかった。撮影を終えたわれわれは、斎藤さんに餃子やうなぎを食わせまいとして、これからすぐ出るバスに乗った。
その行動には「私たちの器の小ささをなめるんじゃないよ」という意味が込められていた。
とにかくSFやりました
とにかく楽しよう、という目論見はもろくもくずれ、結局また辛い12月になった。やっぱり独り言が異常に増えたり精神的にだいぶ追い込まれた。
しかし今回は辛さを共有する仲間が多かったのが救いだった。前回は辛さばかりだった長編動画制作だが、今年は手伝ってくれたお仲間に対する連帯感の強まりを感じた。
一体いつになったら「あ〜楽しかった!」と言えるのだろう、と考えていたら、すぐ上にある「海だ〜!」写真が目に入った。あ、すぐそこにあったのか。