第1話
一番はじめの場面なのに、撮影は全体最終日。初演技だった斎藤さんがやっと演技になれてきたころで、でかい声を出し始めた。
すごいぞ斎藤さん、一皮むけた。ただ、「弱々しいキャラ」と完全にバッティングしていたのが残念だった。
パンの袋留めはなんでもよかったんだけど、家にためてたものを使って藤原が作ってくれた。それ何?と聞くと「ネックレスです」と。ネックレスなんて男は全員要らないのに、しかもパンの袋留め。自乗する無価値。
パソコンくんの中身
こんな「パソコンの中に人が入ってる」ってだけでも大変なんですよ。石川くんがべつやくさん家のモニタをもらってきて、せっせこ作ってたものの、実際にこの床下収納に入るかどうかは当日までわからなかった。
ちなみに藤原はこの下に学生服を着ているが、画面が暗くてそれとわかるシーンはなかった。ご、ごめんなあ。
制作日誌・その1
今年はSFやらない?そんな話をウェブマスターの林さんから受けたのが9月だったような。
前回の時代劇の大変さが身にしみていたので、すぐお断りしたものの、やっぱり11月になったらやったほうがいいよな、と話を受けた。
その代わり前回同様、編集部から石川くんをつけてもらった。11月5日の初打ち合わせでは、「とにかく楽しもう」ではなく「とにかく楽しよう」で思いは一致。一字違いの怠惰。
その打ち合わせで石川くんが頼んだ紅茶が、白湯だった(ティーバッグ忘れられ)。ああ、今年もだめなんだろうな、と思った。
次はSF、宇宙もの。そんな話は一年前くらいから実はでてた(そのときは冗談としてだけど)。
さあ困る。時代劇にひきつづき撮れる場所がない。どうせどこも宇宙っぽくないんだったら家で撮るかなあ、とその時くらいから思ってた。
宇宙船が家。お、家電が進化していく感じで2009年っぽくていいんじゃないか。
そして結局、お仲間のお家を貸してもらえることになったのだが、11月に入って『カールじいさんと空飛ぶ家』公開のニュース。ガーン。負けたー(見てないけど確定)。