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ちしきの金曜日
 
浮かれ電飾を鑑賞する2009

這わせるだけがネットじゃない

気合いとあきらめ。それらがない交ぜになった「真・浮かれ電飾」たとえばそれは生け垣を覆い、日本の夜の住宅街を光のページェントに変えるはずの電飾ネットの使い方に表れる。見てみよう。


きれいに生け垣面を覆う電飾のネット。しかし、その上の葉の落ちた木をよく見ると…
大胆にネットをかぶせている。あまってるし、これでいいだろ?お、けっこう良い感じじゃないか?な?というお父さんの声が聞こえてくるようだ。

全体的に雰囲気ある、なかなかの作品だが、塀の上の光のかたまり部を見ると…
丸めてぽん。こういう手があったか!

こちらもとりあえずなんとなくまとめて置いてみた例。中央部のふくらみなど、一見無造作に見える中にもセンスがひかる。ほんとか。

こちらは対極。しっかり、きっちりと生け垣に這わせた。結果、出来上がったのは、まさかのピーマン。

なんか、それにはそういう風に這わせてはいけないと思う。期せずしてどこか淫靡な聖夜に。

 

監禁サンタ

「丸めてぽん」は来年以降増えるんじゃないかと思う。ネット新時代だ。

さて、こういうロープ状、ネット状の電飾のほかに、重要なアイテムがある。そう、それはサンタ人形だ。

ご存じのようにサンタさんはクリスマスの主役。彼なしに宴は始まらない。とうぜん浮かれ電飾モチーフとしても最重要人物である。

しかし、彼の役目は世界中の子どもたちにプレゼントを配ること。その職務を無視したディスプレイが気になる。どういうことかというと、家の中にサンタ人形を安易に置くのはまずいんじゃないか、ということだ。まるで「サンタを捕らえて監禁」に見えるのだ。ぼくだけか。


「えーと、ここから出していただけないでしょうか…」とアンニュイな表情のサンタさん。雪だるまさんも手を振っている場合じゃないぞ。

うらめしそうにこちらを見るサンタさん。イブは目前。それまでに脱出できるか。決戦の日は近い。

両脇をどう猛な獣におさえられ、身動きできないサンタさん。おびえたような姿勢が印象的。

電飾の密林で遭難したサンタご一行。最後尾の彼の途方に暮れたような表情に注目。

サンタに関連してもうひとつ、ここ舞浜ならではで確認したかったことがある。それは、サンタコスプレするキャラについてだ。


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