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ロマンの木曜日
 
コンビニ弁当の容器を連凧に


一人暮らしの東京スカイツリー

ふだん自炊をしていても、帰宅が遅くなると夕食を作る気力も低下しがちですよね。そんなとき、つい頼ってしまうのがコンビニなどのお弁当。このところ忙しかったせいで買って帰る日が続き、気がつけば自宅のゴミ箱付近には大量の容器が積み重なっていました。

ある日、捨てようと仕分けをしていて気がつきました。メニューは違っても容器の形はそれほど種類がない。つまり同じような大きさや形の容器がたくさんあるのです。それを並べてみたら、...連凧っぽくないか?

よし、揚げてみよう!

萩原 雅紀



お弁当の容器が凧に見えた

食べ終わったあと洗って乾かし、捨てるまでの間玄関に積み上げてあったお弁当の容器。そういえば大きさや形はどれも似たり寄ったりです。


弁当容器ばかりのゴミ袋 あれっ、君たち同じ人?

ホイコーロー弁当、チキンカツ弁当、塩さば弁当などメニューは違っても、容器がまったく同じものもありました。仕切りが多少異なる容器でも大きさはほぼ一緒。それらを重ねたとき、これは連凧っぽい、と思ったのです。大きさも手頃だし、風を受けそうな形をしているし、紐を通して引っ張ったら案外揚がるんじゃないか。

冬の澄み切った青空に、和凧やゲイラカイトに混じって、ホイコーローやチキンカツや塩さばが入っていた容器が並んで揚がっている様子は滑稽だろうなあ、と想像したら、どうしてもやってみたくなりました。


なので、連凧風に繋げてみた

困ったことに容器は左右も上下も非対称なので、どういう向きにすればいいか悩みましたが、どの容器もほぼ中心付近に穴を開け、中心から見て重そうな方を下とみなして、新聞を割いて作った足をつけました。


コンビニというか、ほとんどオリジンです 「弁当箱を揚げるんですよ」
意味不明な説明に怪訝そうな表情の編集部古賀さん
でも足をつける作業を黙々と手伝ってくれた 中心の穴に糸を通し凧と凧の間隔を揃えたら

さっそく揚げてみよう!

ニフティの会議室で作業させてもらい、完成した凧を持って近くの海岸にやってきました。幸い天気もよく人はまばら。絶好の弁当連凧コンディションです。


揚がれ、弁当連凧

果たしてコンビニ弁当の容器は凧になるのか。そしてそれらが連なった弁当連凧は澄み切った冬空を泳ぐのか。ではさっそく、完成した連凧を揚げてみましょう!


そう言えば連凧の揚げ方ってよく分からないのだが あっ!
あっあっ! おおおおお!!

海から吹いてくる風に一番後ろの凧を乗せたとたん、ぐいっと力強く上昇。なんと、それに釣られて前に連なる弁当凧たちも次々と手から離れ、風を受けて空中で気持ち良さそうに泳ぎはじめたのです!

揚げる前、細長い新聞の切れ端をつけた弁当箱の束を古賀さんと持っている姿を、撮影をお願いした編集部安藤さんに「悲しいカップルみたいだ」と言われたのですが、今は「どうだ!」と誇らしい気持ちです。


すげえ楽しい あははははは

今の自分ならどんな不可能も可能にできる気がする
ホイコーロー!チキンカツ!塩さば!ハンバーグ!幕の内!スタミナ!ホイコーロー!!

動画も撮影したので、感動の光景をぜひ見てください。残念ながらやや風が弱く、常に引っ張っていないと落ちてきてしまうのですが、それでもお弁当の容器が空に連なるさまは不思議で滑稽です。


こんな楽しそうな自分の表情見たことない

さて、賢明なる読者諸姉諸兄におかれましては、足をつけただけで何も仕掛けのない弁当の容器が、そんなに簡単に揚がるはずはない、ということにお気づきだと思います。

それでは、こうして優雅に空に舞い上がるまでにどんな道のりがあったのか。話はこの数日前に遡ります。


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