韓流戦線、異常アリ
冬のソナタ、ヨン様の「韓流ブーム」が来たのは、2004年頃だけれども、ファンのおばさま達は、いまもずーっと韓国ドラマを見続けている(ウチの母含む)。
やはり大人なので、お金をかける。スカパー! とかに入って、家でじゃんじゃん韓国テレビを観るわけだ。
……で、現在。女子高生からOLさんまで、若い女子のなかで、K-POPが大ブームのきざしをみせている。すでにブレイクした東方神起、BIGBANGをはじめ、普通の日本人だったら名前すら知らないグループも、武道館公演してしまうほどの勢い。K-POP音楽イベントは、女子で大入り満員、ハングルの歌詞を、皆で合唱するほどだ。
実はわたくし、90年代からずっとアジアンポップスが好きで、ウォッチしているのだが、今回は明らかに異常事態だ。韓国ポップスなんて、音楽マニア(おもに男性)が聴くもので、若い女の子なんかには、見向きもされなかったものなのに……なぜ流行っているのだろう。
動画共有サイトで盛り上がっている形跡もなく、ネット発のブームでもなさそうだ。
知人のK-POPマニアが、仮説をたてた。
「韓流にハマったお母さんと一緒に、韓国テレビを観てるうちに、好きになっちゃったんじゃない?」
確かに、今年のK-POPは「10年に1度の当たり年」と呼ばれていて、キャッチーな曲が続々リリースされていて、華やかなアイドルグループが次々と登場。大変に分かりやすく、とっつきやすかった。
それにしても、こんな日は来るとは。いや、興味ない人には、全くピンと来ない話でしょうけども。
火花散るオオクボ、K-POPストリートを歩く
そんなわけで、コリアンタウン大久保は、「韓流おばさまの町」から、「韓流おばさまと、K-POPギャルの町」になってしまった。
私がずっと通っているマニアショップに、おばさまが乱入してきた時もびっくりしたが、今は制服を着た女子高生や、親子のK-POPファンが来ている。嬉しいのだけれど、不思議な気持ち。
客が増えれば店も増える。私は、いつもは行きつけの店しか行かないのだが、今回、大久保通りと、職安通りに面しているショップを、ちまちまとまわって調査してみた。 |