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ロマンの木曜日
 
舞洲ワンダーアイランド

夢舞大橋

この舞洲という埋め立て地の隣に、夢洲(ゆめしま)という埋め立て地があって、その2つの島の間を結んでいる橋が「夢舞大橋」。一見ふつうのこの橋が、実は驚くべき機能を持っているのです。


実はこれもフンデルトヴァッサー氏によるデザイン(嘘です)

この夢舞大橋、なんと世界初の方式である浮体式旋回可動橋。つまり、いざとなれば大型船を通すことができる可動橋なのです!

ではどこがどうやって動くのでしょうか。説明したいのですが、もちろんこの日は動かなかったので、連続写真で紹介しているWikipediaの夢舞大橋の欄をご覧ください。

もうこれは笑っちゃうしかありません。発想からしてすごすぎる。それも、橋の構造の発想以前の、可動橋にする理由の発想。

やっぱり土木工学的に、新しい技術を試すのって公共工事以外あり得ないんでしょうね。これ考えた技術者はそうとう発奮したんじゃないかと思います。


明らかにふつうの橋にはついていない部分
現地ではわからなかったけどこれジャッキだったんですねー

いちおう、これも総工費を書いておくと、およそ600億円。橋を渡った先の夢洲は、現在コンテナターミナルしかなく、一般車は渡ってもすぐUターンするしかないそうです。そんなわけで歩道は閉鎖されていて、徒歩では渡ることができず。もし大阪オリンピックが実現していたら、舞洲がメイン会場、夢洲が選手村になる予定だったとか。つまりこの橋は、選手やマスコミが毎日行き来するルートだったわけで、それだけ人目につきやすく、だからこそ張り切っちゃった、のだろうと想像します。

まあ、いずれ夢洲も開発されるかも知れないし、可動橋にしといてよかった、という日が来ないとも限らないし、何よりかっこいいじゃないですか!

なんて無責任きわまりない発言ですみません。でも今回、ゴミ処理場、汚泥処理場、可動橋のことを調べていたら、批判ばかりが目立っていたので、あまのじゃくな僕としては逆にポジティブな視点で見てみたかったのです。

もう造っちゃったわけだし、役にも立っているし、建物のインパクトはすごいし、この先どうプラスアルファの活用ができるかを考えたらいいんじゃないかと思ったのです。愚痴っても借金減らないし。実際、別の仕事で大阪に来た僕でも、ここ見に来るために1日宿泊延長したわけだし。


どこかで見たことある光景

その後、何かおもしろいものはないかと島内を一周してみました。島の西半分はスポーツと公園エリアになっていて、立派なアリーナや野球場などもあるのですが、どうもコンセプトが「ステレオタイプな曖昧」なまま放置されているような感じでした。でも、なぜかそれが懐かしく感じたのです。


曖昧な味つけのプロムナードも
使い道がよく分からない公園の緑地も

両側が空き地だらけの立派な道も
こういう風景、前に見たことある

舞洲の将来を悲観している人も多いですが、大丈夫。ここ歩いてて思い出したのですが、いまあんなに賑わっている東京のお台場も、15年前まではこんな感じ、いやもっと酷かった。僕が中学か高校のとき、テニスの試合で有明コロシアムに行くために乗ったバスの車窓から見えたお台場(当時は13号地と呼ばれていた)は、道だけはやけに立派で、でも両側は雑草が生い茂った空き地がどこまでも続いていました。

根拠はないですが、たぶん大丈夫。

最後に、僕がここに来たもうひとつの理由である建物に迫ります。


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