N700系に乗ろう

大阪滞在中、どうにかうまくいく方法はないものかと調べると、解決の糸口が見つかりました。

普段めったに新幹線に乗らないので知らなかったのですが、最新の新幹線車両であるN700系は、東京〜新大阪間で無料の無線LANサービスが行われていて、iPhoneでもノートパソコンでもネットに繋がるというのです！車内に送受信機があるので、トンネルでも切れることがありません。すごいぞＪＲ東海！（これも後追いの喜びですかね）

というわけで大阪での用事を終えた帰り、新大阪駅始発のN700系ののぞみに並んで窓側をゲット。無線LANも問題なく繋がり、行きと同じように窓際にセッティングして発車を待ちます。しかも、N700系は窓側の席にコンセントがついているので、もう電池の減りを心配する必要もありません。

まさしくこれをやるための設備だと思いました。飛行機がどんなに早くても、高速バスがどんなに安くても、この点では新幹線にはかないません。

発車すると、現在地を表す青い丸も動きはじめました。最初こそ少し動いては止まり、動いては止まりを繰り返しましたが、徐々にその間隔も短くなって、ついにシューティングゲームのようなスムーズなスクロールになりました。

いちどスムーズな流れに乗ると、どんどん加速して200km/hを超えても、まったくと言っていいほどタイムラグなく地図上を移動して行きます。すごい、これだけで超楽しい。そしてがんばるiPhoneが愛おしい。

これだけで大興奮ですが、実際に窓の外の景色と比べると興奮はさらに倍増。地図上をスクロールしてくるコンビニが、実際に目の前を横切るだけで「おお！」。神社のマークがスクロールしてきて、同時に小さな集落の中に鳥居が建っているのを見つけただけで「おお！」。

地図の情報と実際の状態が一致するだけで、そして線路脇の風景の名前が分かるだけで、こんなに嬉しいとは！

JRはこれを採用すべきなんじゃないかと思います。飛行機のように背もたれのところに液晶モニターをつけてグーグルマップを流しつづけていたら、たとえばグリーン車だけのサービスだったとしたら僕は絶対グリーン車に乗りますよ。飛行機のあの地図もグーグルマップだったらいいのにね。

新幹線の場合、トンネルに入るとGPSが途切れ、スクロールが止まってしまうのが難点（ネットは繋がっている）ですが、東京と新大阪の間の2時間半は楽しくてあっという間に過ぎます。iPhoneをお持ちの方はぜひ試してみてください。今までに体験したことのない興奮を味わえますよ。

たまーに、新幹線の線路を外れてどこかへ突進してしまうのですが。

家に入れない

ところで今回の記事、全体的に写真が少なくて、その写真も似たのばかりですみません。

実はいまこの記事の締め切り直前なのですが、自宅の鍵を紛失してしまって、家に入れない状況なのです。別件で北海道に取材に行って、深夜帰宅したらポケットに鍵がなく、途方に暮れました。

ちゃんと撮った写真、動画はすべて自宅のパソコンの中に入っていたので使うことができず。しかも水曜日で不動産屋は休み。もうどうしようもない状態でした。

結局、少しだけ撮っていたコンパクトデジカメとiPhoneに入っていた画像で何とかやりくりして、漫画喫茶で記事にしました。

というわけで、iPhoneの地図もいいですが、鍵をなくすと大変なことになるので気をつけましょう。これ書き終わったら不動産屋に行って開けてもらいます。