「今日はこの川がどこから来てるのか突き止めてやる!」こんなことを考えたことはないだろうか、僕はよくある。
自転車などで川沿いを走り、上流まで遡る。そしてついに水が湧き出ているところを発見!ここからあの川が始まってるのか。と感慨にふけるのだ。
そういう妄想をしながら走り、実際には20分で帰ってくる。出来ないから、遠いからこそ夢がある。
そんな夢の水源、日本一長い川と短い川の水源を実際に見てきました。大人になるって悪くないね。
(尾張 由晃)
日本一短い川はすごく短い
実家に帰省したとき近所に日本一短い川があると聞いた。ぶつぶつ川というその川は車で30分くらいのところにある。田舎の近所はすごく遠い、特にやることもなかったのでふらーっと行ってみた。
きれいな砂浜だねぇ。手前の橋かかってるところがそうかね。
といっても正確な場所は知らず、海水浴場の近くにあること という情報だけだがどうにかなろうと行ってみた。
すぐに川は見つかったが特に短いことはなく普通の川。 なーんだ面白くないなと思いつつ川沿いを歩く。
おぉ短い!!確かにこれは短い。しかも結構しっかりしてる。 短いだけを売りにして川としてはどうかと思うような状況だったら どうしようと思ったがここはばっちり川してる。
河口から水源まで歩いてみる。徒歩5秒。なんとも短い川の旅だ。 さぁ、昔から見てみたかった、川の水源はどうなっているのか。
澄んだ水がこんこんと湧き出ている。川の底からドンドンドンドン水があふれてくる。その水はとても冷たくおいしかった。
水源に対する複雑な思い
おぉー、川ってのはこうやって出来てるのかぁ。と思うけれどもなんだか満足できない。川だけれども、いいんだけれども。うぅー。
水源を見ても水源に対する思いが晴れない。僕は実際水源が見たいのではなく水源をめぐる冒険的なことがしたかったんじゃなかろうか。
しっかり二級河川認定いただいています。
そういうウニュウニュした感情を抱えながら看板を読む。お、なんと和歌山には日本一長い二級河川もあるとな!!「二級河川!!」(古賀さんの持ちネタ)
言い方一つでこうも面白くなるものかと思うと同時にこの記事は古賀さんのネタを越えられるのか不安を抱きながら記事を書く。
日本一長い川なら、山あり谷ありきっと僕の冒険心を満たしてくれる、そして最長と最短で記事にメリハリを出してくれるに違いない。
行くぞ!二級河川!!(「かせん」の「か」にアクセントを置いて。)