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土曜ワイド工場
 
3日間、肉と酒ばかり食べてみた

三日目、お祭り気分でごまかす


朝。カレー味にすれば、気分も変わって、何とかなるんじゃないか?

そういう安易な考えで、豚ひき肉に、カレー粉と、塩を混ぜ込んで練って、団子にして、カレースープにしてみた。
しかしもう、これ、やっぱり肉でしかなかった。カップヌードルのカレー味の肉、みたいな味だ。タマネギなどの、野菜を入れたら、美味しいのかもしれないけれど。
休日だったし、朝から缶チューハイ飲んだ。ヤケクソである。


昼は友人と、新木場で行われた、ペルーのお祭りに行った。

ペルー料理屋台は、期待通り、肉焼きまくり!
じうじう! じうじう!


いつも味わったことのないスパイスのついた肉は、とても美味しい。
牛の脂身が美味しい。

丸焼きマシーンで焼かれた、鶏肉がスパイシーで美味しい。

久々に肉食が楽しくなっていた。やっぱ祭りは、肉と酒だ!!ちなみに付け合わせに付いてたイモや、「ペルーのとうもろこし」は、同行した友人に食べてもらったのだが…実はすごく味わってみたかった。
食べたことのない、ぷっくりと丸い、白っぽいコーン…。
思わず「どんな味がする? どんな味がする!?」と問うたら、
「うーん、豆っぽい味がするコーン…かな」と答えられた。
わからん。
豆っぽいコーン、食べたかった…。


夕食も外食、庶民派値段の台湾料理屋に行く。

もう肉を選ぶのがイヤになっていたので、友人に選んでもらった。
台湾風ダックとブタの耳をオーダー。確かにダックは、美味しそうなルックスだった。というか、実際に美味しかった。
でも身体が受け付けない。ちょっとかじっては、ビールに逃げた。


豚耳は、さっぱりしながらもコラーゲンたっぷりで、ぷりぷり、こりこりした珍しい食感なので、食べられた。「サラダみたーい」とさえ思った。

しかし、うらやましかったのは、友人が食べていた、この皿。


青菜としいたけ炒め。これが超美味しそうに見えた。

「私はこれを奪い取って食べることも出来る…」という衝動を押さえるのに必死だった。理性を立ち上げる。
「『身体に悪いから肉食なんかやめなよ〜』とか言ってくれないの?」と、友人に逆質問。というか逆ギレ。
「いや、だって実験なんでしょ? 体験記なんでしょ? あとちょっとで終わるんでしょ? じゃあやり遂げなさいよ〜」と、友は美味しそうにチンゲンサイを食べた。
…そういや周囲、誰も止めてくれなかった。いいのか、こんな人生で。

 

最終日、やっぱりスープ


目が覚めたら、胃が痛かった。

ついに胃がやられたか…、自分は胃が丈夫で、人生で胃痛になったのって3回くらいしかないのに…、と思いながら、最後の食事。
昨夜から煮ておいた、鶏手羽のスープ。
これにゴハンを入れて、おじややおかゆにすれば、ラクなんだけどなあ、と思いながら、仕方なく食べる。スープだから、とりあえず胃は落ち着いた。
これで丸三日の実験は終了……!!
真っ白に燃え尽きた。
こんなに、こんなに、こんなにキツイとは思いもしなかった。

意外な結果が!

食欲がなくなり、実は最終的におなかもこわしたので、ほんのほんの少しだけど、ぶっちゃけ、痩せた。

「肉と酒だけダイエット(!?)」だ。

要するに、りんごにしろバナナにしろ、単品を食べるとダイエットになるというのは、「飽きる」「偏る」「食べる総量が減る」ということなんじゃないだろうか。肉、好きだと思ってた。肉と酒の日々は、薔薇色だと思っていた。

でもこんなにがっつり付き合ったら、ひどく苦しくなって、おかしくなって、あっというまに破綻した。

まるで恋愛みたいですね。違うか。後日、知人から「肉屋バイト中、ほぼ毎日ステーキを食べていたら、1年で10キロ痩せた」という話をきいた。

やはり私だけじゃなかったんだ、とホッとした。肉食あけ後、ひじきごはんと、味噌汁を食べた。

普通の食生活に戻ったら、体調はアッサリ戻った。自己責任で行って、結果的に、自分の身体と向き合うことになったから、これはこれでいい経験だったが…、皆さんは、たぶん真似しないほうがいいです。 そして「肉食べるのが辛い」モードの時に食べてしまった動物の魂の皆さん、ごめんなさい。本当にごめんなさい。今後は体調整えて、美味しくお肉を頂きます。合掌。


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