バーベキュー広場へ
会社から数キロ離れたところに、バーベキュー広場の整備された公園がある。 東京23区内の屋外で火を使っていい場所はあまりないので、頻繁に記事で登場する公園だ。 会社の近くにこんないい公園があってほんとによかったと思う。 もし会社が六本木ヒルズとかにあったら、記事の幅がぐっと狭くなってしまうと思う。
この公園でのろしを上げることにしよう。 ここからは、編集部の入っているビルが見える。 ということは、ここでのろしを上げれば会社のオフィスから煙を確認することができるだろう。 公園でのろしを上げて、編集部にいるみんなに情報を伝えることができる。 まさに絶好のロケーションだ。
やっぱりダイソーはすごい
簡単に燻製ができるキットは、大きなホームセンターのアウトドア売り場や東急ハンズなどでよく見かけるので、それを購入しようと思ったが、もしやと思い100円ショップをのぞいたら、スモークに使えそうな道具、つまりのろしの材料がそろってしまった。 おそるべしダイソー。 通信インフラを扱うとは、ニフティのライバルだったのだ。
スモークチップの裏には丁寧に解説がついていた。 お店で、それを見ながら道具をそろえて、その通りにまねしてみよう。 うっかり、燻製にする食材も買いそうになってしまったが、今回はそういう趣旨ではないので(もし買ったら、絶対にそっちが記事のメインになるに違いないので)、我慢した。 燻製卵が大好物なのだが。
小さい中華なべにアルミホイルを敷き、その上にスモークチップをのせた。 中華なべの下からコンロの火でチップを加熱し、煙を出す仕組みだ。 直接チップに火をつけるのではないらしい。
広葉樹のブレンドらしい
加熱開始
この日は朝まで雨だったのだが、午後になって急速に天気が回復し、暑いくらいになった。 公園では、芝生に寝転がりひなたぼっこをしている人や、釣りをしている人が、全部で10人くらいいる。 平日なので、バーベキューをしている人はいなかったが、周囲から見れば僕はきっと、公園にやってきて燻製を作っている、スローライフなアウトドア派の人だろう。 まさか、のろしを上げているとは思うまい。
コンロに火をつけて程なく、外側のチップが黒くなり始めた。 少しずつ煙も上がって、いい香りが漂い出した。
火が出た
少しはなれたところで、煙の上がり具合をカメラに収めようと撮影していたら、中華なべから火の手が上がった。 こりゃいかん。 大慌てでコンロを止めた。 火力が強すぎたようである。 危ないところだった。 もし、ゆで卵を入れていたら、燻製卵を失敗するところである。 我慢してよかったよかった。