「食べた分だけ歩く旅」の逆だ
ある日の午後、お腹がすいたのでご飯を食べに行くことにした。前から気になっていた会社の近所にある中華屋さんだ。しかしここで考えた。
午後からの仕事は主にデスクワークなのでカロリーの消費は少ないだろう。なのにラーメンとか餃子とか食べてしまったらこれはカロリーの過剰摂取になるのではないか。
ここでゼロカロリー理論を思い出してもらいたい。カロリーを消費した後でお店に行けばその分食べてもカロリーを摂ったことにはならないはずだ。これは以前ライター松本さんが書いた「食べた分だけ歩く旅」の逆アプローチともいえよう。
今回は会社のある大森を中心として、歩いた時にどの場所でどんな食べ物がゼロカロリーになるのかを調べていきたい。
たとえば会社から出ててくてく歩いた先に発見したコンビニを例にとる。距離にして1.8キロ。カロリーに直すと111kcalを消費した計算だ。
つまりこのコンビニに売っているもので、事前に消費した111kcal以下のものならば食べてもプラマイゼロカロリーとなるのだ。お金で買うのにカロリーが無いなんて考えようによっては損しているように思うのだが、今は考えないでおく。
お店に入って食べられるものを探す。店内では年配の店員が若い店員をしかりつけていた。気まずさで少しカロリー消費が増えた気がした。
しかしカロリー表記に注意しながら店内を物色してみたのだが、100kcalそこそこの食品ってそうそうないのだ。しいていえばこれくらいか。
ゼロカロリーカロリーメイトだ
カロリーメイトは2本入で200kcalなので、この時点ではまだ1本しか食べちゃだめ。バナナ大好きさっちゃんの歌みたいだ。それでもこちら側の努力でカロリーのある物をゼロカロリーに変えたという事実はさながら神にでもなったような気分だ。このカロリーメイトはさぞうまいだろう。
…でも待てよ。ここで100kcal食べてしまったらこれまで歩いた分がチャラになってしまうではないか。
これでは行く先々でカロリーメイトを食べる企画になってしまうだろう。いつまで経ってもご飯が食べられない。
ということで歩いた111kcalは貯金して次に活かすことにした。カロリーメイトをカバンにしまい、先を急ぐ。
クライミングもゼロカロリーには有効です
以下ずっと道で撮った自分撮りの写真ばかりが続くので、先日、岩場でゼロカロリーメイトを発見した時の写真も入れておきます。
ロッククライミングで100kcalを消費するには約10分登ればよいみたいです。
すごいカロリーメイトの好きな人、みたいな記事になってしまっているが本当はうなぎとか食べたいです。
では先を急ぎます(雨降りそうだから)
さらに3キロほど歩いて品川駅までやってきた。ここまでの消費カロリーは310kcalなので今ならハンバーガーも食べられる計算だ。あのときカロリーメイトをガマンしておいてよかった。
しかし今回も食べずにガマンする。お昼をずいぶんまわっていたので正直悩んだのだが、この300kcalも取っておくべきだと思った。カバンの中のカロリーだけが増えていく。
このガマンした分だけ食べられる食品がどんどんグレードアップしていく感じはなかなか面白い。どこまで行けるかわからないが、希望(うまいもの)があるので耐えられるだろう。