滝だ
というわけで滝へとやってきました。
ここならば水が流れているし苔もむしている。ししおどしを設置するには最適のスポットといえよう。
訪れた滝は横浜市内にある唯一の自然滝と言われる「白滝」。住宅地からすこし離れただけでこんなことになっているのだから横浜はすごい。
それでは早速ししおどしの設置に入りたい。さあ、おれの暮らしよ、豊になれ。
いま滝の前で5分ほど躊躇している。なぜならすごい迫力だからだ。
写真ではたしてどこまで伝わるか不明なのだが、高いところから水が落ちてくる様というのは恐ろしいものですね。
無理に滝つぼへ設置するのはあきらめて、一度クッションを置いたあとの水流を使うことにした。ここならば落差が小さいので落ちてくる位置を読んでししおどしを設置することができそうなのだ。
どうだろう、風流だろうか豊かだろうか。
なんか違うよな。
と疑問を持った次の瞬間、おれの象徴、ししおどしは下流へと流されていったのであった。
滝は神聖な場合が多いようです
実はこのために手頃な滝をずいぶんと探したのだが、爆音とどろくような本気滝ならいざしらず、ししおどしが設置できるような糸の流れの自然滝には決まって神社が出来ているようだった。つまりあまり罰当たりなことができないのだ。
今回うかがった滝にもやはり不動明王が奉られていた。
撮影を終えたあと上流にある神社へ行ってみて驚いた。滝自体が思いっきり神聖な感じなのだ。今まで下でししおどしとか設置しようとしていた自分が呪わしい。派手さを求めて滝つぼまで入らなくて本当によかったと思っている。いたく反省して神社にて今回のことを詫びた。わかってもらえたらいいのだが。
もう少し手軽な設置場所を探したいと思う。ししおどしが似合う場所って他にあるのだろうか。