以前、「ハードコア居酒屋撃沈」という記事を書いた。
年配の男性が好むような、カッコいいシブい居酒屋ではなく、ただただ安く、気取りゼロの、庶民の味方…というか普通の庶民はあんまり行かない位、ザックリした居酒屋で泥酔する、という企画だった。ちなみに前回はライターT瀬さんと行ったのだが、彼女は気持ち良く酔い過ぎて、椅子から後ろにひっくり返っていた。あまりの安さに、自分の容量を超えたお酒を摂取してしまったせいだ。怪我が無くて良かった。
この「ハードコア居酒屋」を、もう少し掘り下げてみたいと考えている。何故かというと、インターネットで検索しても、あんまり情報が無いのである。ハードコア居酒屋に行く人は、グルメ日記なんかには、書かないのかもしれない。味や雰囲気を求めている訳じゃないから、仕方ない。
ジャスト酒。
安く、気軽に飲めるお酒。不況に優しい酒。
すごすぎて面白がれる酒。
客の素性をきかず、ほっておいてくれる店。
私の味方の酒。
そんな酒を探していたら、知人のYさんから、「高円寺に、サワー100円の店があるよ、高円寺最安値として結構有名なお店だよ」との情報が。
全体的に安い高円寺で最安値!?
「ええええええ、まじすかどこに!?」
「北口。駅から遠くないよ。100円は19時前の、ハッピーアワーの値段だけどね」
「恐いオッチャンとかばっかりで、女は入りにくかったりしないですか?」
「いやー? 一回しか入ったことないけど、若い子のグループもいたし、年配の人もいたし。安めのチェーン店系の居酒屋と変わらないんじゃないかな」
いざ、「あかちょうちん」へ
店の名前は「あかちょうちん」。場所を教えてもらって、友人Kと行くことにした。
「ここか…」 |