3/27(金)
9:00〜 イベントリハーサルへ
今日は朝から東京カルチャーカルチャーでDVDイベントのリハーサルがあって、直行で向かうことになっている。ダンスの方は、昨日の夜に3時間くらい練習して、今朝も30分くらいやった。累計でもう5〜6時間やっている。
ダンス経験のある、編集部の安藤さんにアドバイスを仰いだとき、こう言われた。「特徴的な動きだけ覚えて、あとは適当にそれっぽい動きしてたらいいですよ」。
僕もそのときは「なるほど」と思ったのだが、いざやってみると、むしろそっちの方が難しかったのだ。「適当にそれっぽい動き」なんて、体が動く人だから言える言葉だ。応用のできない子は、課題を愚直に丸暗記するしかない。
12:00〜 ダンスお披露目
いよいよリハーサルは、テングマンショーの番。人前で初めてダンスを披露する。
ああ、立体を作る記事なのに、気づいたらダンスのことばっかり書いているぞ。くわしくはこちらの記事を見ていただくことにしよう。リンク先は、下半分がリハーサルの様子だ。
18:00〜 育つZくん
それから別の記事の撮影をしたりして、夕方から会社へ戻り、塗りライフの再開。
だんだん、絵の具を大きく盛って一層を分厚くする技術も身につきはじめ、作業がみるみるスピードアップする。
顔はあとで表面に描いてもよかったのだけど、こだわって層構造の中で作られるようにしてみた。あとは額に「Z」の文字を入れるだけ、というところで…。
Zくんの作者の林さんに見つかった。
「世界中の誰でも描けるキャラクターがいいキャラクターだよね」
(これZくんらしいですよ!の声に対して)「いや、別にそういうこだわりはないので」
僕のZくんを見て、林さんはそんなようなことを言った。すごく遠回しなメッセージだ。しかしこういった状況において、深読みは、即、自分の中の暗闇を覗いてしまうことにつながる。遠回しなメッセージが何を意味するのか、あまり考えないことにした。
それに比べて順調なのが、石川人形だ。
このあたりになるとかなり高度なテクニックも身についてきた。絵の具を横や下に伸ばしたいときは、少し乾燥させて粘りけを強くしてから乗せる。あとは筆先の微妙なタッチで絵の具の形を変える力加減とか。
あと、ひとつ気づいたことがあった。
すっかり断面図のことを忘れて、フィーリングで作っていた。しまった!と思ってあらためて断面図を眺める。あ、どっちにしろこの形は無理だ。塗りに熟練してきた今だから言える。「こんな型紙、使えないね!」。2日前の自分にそう言い放つ。(そうすることで、断面図の存在を忘れていた自分を正当化)。
作業がいいペースで進んでいるのでこのまま続けたかったが、残念ながら終電の時間になってしまった。
このくらいになると、家に持ち帰るには破損が恐い。会社において帰ろう。