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ちしきの金曜日
 
私と北海道と花粉と
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札幌は吹雪

● 花粉無い! しかし症状は…

札幌は凄まじい寒さで、吹雪だった。

花粉の気配はない。
花粉を感じない。
私の花粉センサーがそう言っていたので、マスクを外した。

が、しかし症状的にはそれほど良くもなってない。
鼻がつまって目がちょっと痒い。

私はそれをよく「ディレイ」と呼んでいるのだが、花粉症の症状は少し遅れてやってくる。昼間浴びた花粉のダメージがすぐには来ないで、その日の夜とか、翌日くらいにやってくるのだ。

したがって、今はまだ、前日浴びた花粉か、もしくはここに来る途中で(空港などで)浴びた花粉によるダメージが来てるのかもしれない。


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札幌にはいろいろ気になるものが道端にあった。
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しかしそれにしてもこんなにも冬だったとは。
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● 北海道の海の幸を満喫

夜は、札幌在住のライター・加藤さんと小柳君が出迎えてくれ、一緒に飲みに行った。


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札幌在住のライター・加藤さんと小柳君

小柳君は4月から東京に引っ越すらしい。
「暗黒編はこれでもう終わりですよ。」
と語っていた。次は何編が始まるのだろうか。
異形編とかだろうか?

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ウニと刺身(ホッキ貝とか)
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カニ!

 加藤さんが予約を入れてくれたお店は大変おいしく、
長崎の飲み屋ではなかなか見られないタイプの生物も堪能することができた。


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うひょひょひょ…

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● 翌朝

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ぐったり

ホテルに戻ってからは、かなり体調が悪かった。

お酒は控えめにしたので、二日酔いではないと思う。
(写真だと二日酔いにしか見えないが)

鼻が詰まるのと鼻水が出るのと、それに頭痛もした。

ディレイ?
それともハウスダスト?
原因はよくわからない。ずっと寝不足だったので、旅の疲れかもしれない。そもそも、花粉症だと風邪なのか花粉症なのかすら、よくわからないのだ。

いずれにせよ、こんな感じの朝だった。

 

テレビをつけ、ニュースを見たら、
北海道 -1℃
九州 +16℃
と言っていた。


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うわっ、なんじゃこりゃ。

翌朝、外に出たら道路が真白になっていて、ビビった。

町全体がスキー場みたいだ。
ものすごく滑りそう。

それなのに、車が普通に走ってるという不思議。


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真白な雪の上を、当たり前のように車が走ってる。

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道端にはあちこちにこういう雪の塊りがある。
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中に人が入ってたりとかないのだろうか?

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再び吹雪

この日は天気が変わりやすく、
晴れていたと思ったらいつの間にか吹雪になったりした。

しかし、それにしてもここまで真冬だったとは。

これじゃ、たとえ杉が生えていたとしても、
花粉飛ばすって雰囲気じゃない。
北海道に(杉)花粉が飛んでないわけだ。


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電車もまた、いかにも雪の中を走ってきましたって感じだ。

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なんかすげー。

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駅にはストーブ・コーナーもあった。



結論:春は北海道

 結局、花粉症の症状自体はそれほど回復しなかったものの、3日間マスクなしで過ごしたせたことはこの時期の私にとって快挙なできごとであった。

そしてその効果はむしろ家に帰ってから顕われ始めた。
しばらくの間、すごく楽だったのだ。
あまりにも体調が良くなったので、これはもしかして、真冬のような寒さを経験したことで私の身体が「今は冬だ」と解釈し、花粉症でいることをやめたのではないか? とも考えたほど。
(そういう動物とか植物っているよね)

北海道効果は帰ってから5日間ほど続き、それ以降は徐々にまた目がかゆくなったりし始めたので、治ったと思ったのは錯覚だった。しかしいずれにせよ、数日間は花粉症の苦しみから解放されたパラダイスな気分を味わうことができたのだ。

春は北海道。
これからは毎年花粉症の時期に行きたい。(希望)

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次は寝台列車に乗って行きたい。

 

 
 
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