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ちしきの金曜日
 
さよなら、第5溶鉱炉

■本当に美しいのは稼働中の姿

ぼくは、過去にDPZで工場の記事を書いたことがある。先日は工場写真集の2冊目を出した。実は、ぼくのこの「工場好き人生」のきっかけとなったのがこのJFE(当時は川崎製鉄)の溶鉱炉なのだ。

いわば、恩人(恩炉?)ともいうべき第5溶鉱炉。

今回のこの取り壊し作業の様子は、工場好きの間で話題になっていて、いくつかのブログで写真もアップされている。

取り壊される姿はたしかにダイナミックで魅了されるが、同時にとても悲しい。話題を呼ぶのが恩師の最期の姿というのは、複雑な気持ちだ。ここで働いていた方々は、ぼくなんかよりもっと思うことがあるでしょう。

ほんとに美しいのは稼働している姿なのに。

くやしいので、過去に撮ったこの第5溶鉱炉の在りし日の姿を載せようと思う。みんなの記憶にのこるのが「壊されている姿」だなんて悲しすぎる。


こっちの姿を覚えておくように!

 

これとか!

 

こういう元気な姿とか

 

こういうのとか

 

嗚呼、どうしてなくなってしまうのでしょう。

 

なんだかほんとに若々しく見える。かっこいい。

■ありがとう、そしてさようなら

ぼくの大学での修士論文は「工場の構造物って素敵だから使われなくなっても壊さないでそのまま別の用途で再利用しようよ」という趣旨のものでした。いろいろ難しいのはよく分かっているけれど、いつか実現すると信じて今回は第5溶鉱炉を看取りたいと思います。

ありがとう、そしてさようなら。

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