どんぐり公園にどんぐりはあるか
公園に「どんぐり」と名付ける以上、そこにはどんぐりがあって然るべきだ。 「ふれあい」や「なかよし」といった、概念ではなくどんぐりは目に見える物体だ。 名前との関連性も把握しやすいだろう。
板橋区のどんぐり山公園
一番目のどんぐりは、板橋区のどんぐり山公園だ。 住宅街の斜面を公園にした物だが、いかにもどんぐりが存在しそうなたたずまいである。 しかし、公園内はきれいに清掃されていて、ぱっと見たところどんぐりは見つけられなかった。 よく探すと、ロープが張られた遊歩道の向こう側に、いくつかどんぐりを確認できた。 高倍率の望遠カメラを持っていなかったので写真に収めることができなかったのだが、裏を返せばそれくらい、身近にどんぐりがあるわけでもないということだ。
練馬区のどんぐり山の森緑地
つぎのどんぐり公園は「緑地」と名前がつくほど緑が多い公園だ。 どんぐりの木もたくさん植えられている。 公園に入ったそばからいくつもどんぐりが確認できた。 看板に偽りなしである。 典型的な「どんぐり公園」といっていいのではないだろうか。 しかし、どんぐり以外に特徴がないのも事実だ。 どんぐり公園以外のなにものでもない、そういった印象を持った。
練馬区の早宮どんぐり緑地
つづいてのどんぐり公園は、同じく練馬区にある。 あらかじめ地図で確認しておいたのだが、この公園はとても小さい。 この小ささでどんぐりは望めないだろうと現地に向かったのだが、驚くことに公園内には多くのどんぐりが存在していた。 公園はマンションの敷地に隣接していて、条例か何かの理由でしかたなく緑地にした、という感じのミニ公園なのだが、目を見張るほどのどんぐり量だった。 かなり意外性のあるどんぐり公園だ。