決勝戦
ついに最後の1試合、決勝戦を残すのみとなった。 熱い戦いが繰り広げられてきたグランプリレースもいよいよ佳境である。 ではここで、これまでの試合のダイジェストを見てゆこう。 …かと思ったが、もうすでに14ページ目なのでやめておこう。
都議会VS三井ビル
いよいよ頂上決戦だ(地下だけど)。 よし言った。 これが言いたかったのだ。 「いよいよ頂上決戦だ(地下だけど)」 ちょっと字を大きくしてもう一度言った。 この企画を思いついたとき、このフレーズが言いたくてトーナメント方式を選んだのだ。 このひとことのために、3時間かけてトーナメント表を作り、写真が微妙に1ピクセルずれていることに気づき、やけくそちゃんになりながらもここまできたのだ。 そう考えると感慨深い物がある。
東京都議会議事堂
都議会議事堂の1階には、なぜか銀座ライオンがある。
新宿三井ビル
往年の刑事ドラマ「太陽にほえろ」の舞台に開発途中の西新宿が多く使われるていたが、オープニングで渡辺徹演じるラガー刑事が登場するのがこの三井ビルの前である(たぶん)。
決勝戦に勝利したのは新宿三井ビルだ。 三井ビルの側面には大きな鉄の骨組みがバツ印に並んでいてかっこいい。 こんなに大きなバツ印はそうはないと思う。 そのことは地下1階には関係がないが、総合的に地下1階が充実していたので(都議会は対戦相手に恵まれてたまたま勝ち残っただけだ)優勝を勝ち取ることができた。
総評
ドラマチックな試合展開に、手に汗を握った読者も多数いただろう。 ビックカメラと新宿三井ビルの戦いが、あそこまで白熱するとは。 壮絶なドラマが繰り広げられたグランプリであった。 と、読み飛ばしてここに来た人に向けて嘘を書いてみた。 地下1階にそんなドラマがあるわけがない。 しかし、地下1階はそれなりにみんな表情があって、意識して比べてみるのはけっこう面白かった。 そのなかでも新宿三井ビルは、充実した地下1階で、優勝するにふさわしいB1だった。