徐々に前進しつつあるぶっつり・三鷹

三宿から西へ向かって、やってきたのは三鷹市。東京と八王子を結び、甲州街道のバイパス的役割を担う東八道路です。

この道は幅が30mで建設されていますが、この三鷹市より東側はまだ工事中のため、ぶっつりが発生しています。

西側からぶっつりに向かって歩いて行くと、道路の幅は変わらないもののガードレールで仕切られて、片側3車線あった道がいつの間にか1車線に。そしてそのまま道は狭い旧道へと突っ込んでいました。

しまった、ここは行き止まりがないのか。道幅は狭くなっているものの道路は続いているので、車もとめどなく流れています。この先を拡げる工事も少しずつ行なわれている様子で、建物もないので「ぶっつり感」がありませんでした。

「ぶっつり感」というより「しぼみ感」と言った方が適切かもしれません。

残念ながらまったくぶっつりしていませんが、撮ってきた写真とグーグルマップの空撮写真を比べると、空撮写真で道路の進路上に建っていたアパートが現在ではなくなっていたり、若干変化が見られます。ここはシールドマシンでトンネルを掘り進むような、もしくは自然の侵食によって少しずつ滝が後退するような感じで景色が変わっているのかも知れません。

続いては、僕のいちばんのお勧めぶっつり道路をご紹介します。場所はなんと池袋です。

大都会の舞台袖・池袋

池袋に見事なぶっつり道路があることを知っている人はそんなに多くないと思います。そこはまさに大都会という舞台セットが途切れる場所、観客からは見えない舞台袖のような場所です。

ではいきなり、そのぶっつりっぷりを見てもらいたいと思います。

この界隈にはコンサートホールや高層ホテルなどが建ち並んでいて、池袋駅の西口からでも徒歩数分という場所。

しかし、このぶっつり地点より外側は地元の人（裏方）らしき方々しか見当たらず、観光客（出演者）は歩いていません。まさしく池袋という舞台がここまで、ということを現している、ような気がします。

ここも豊島区の計画では延伸されるようですが、具体的な動きはまだないようです。