不思議な風邪をひきました
唐突に「果物の皮を食べるんだい!」とぶち上げた今回。というのも、情けないことに風邪をひいてしまって予定していた取材に行けなかったのだ。
久しぶりの風邪だった。手洗いうがいを徹底していたので油断していたが、気付いたら熱が40度近くある。
これがなんというか不思議な風邪で、発熱以外の症状がほとんどなかった。病院での検査の結果インフルエンザではないとのことだし、喉の痛みもなく(医師によると喉の炎症もほとんどないそうだ)、咳も出ず、胃腸の調子は良く食欲もある。少々鼻水は出るが、もともと鼻炎なのでこれぐらい普通だ。
ただただ高い熱が2日間ほど続いた。最高潮のときは熱のせいでほとんど体が動かず、食欲はあるので何か食べたいが作ったり買いに行ったりできないので困ったという状況だった。
で、なんで果物の皮なのか
そんなこんなで予定していた記事の取材へ行くことができなくなってしまった。どうしよう。
うろたえながら、峠を越したからだでりんごの皮をむいて食べていた。そのとき、何を思ったか(多分相当おなかがすいていたんだろう)、むいて捨てられるべくまな板に置いてあったりんごの皮を食べたのだ。
「懐かしい!」と思った。
そういえば私は子どもの頃、よくりんごの皮を食べていた気がする。皮付きのりんごではなく、むいた後のりんごの皮を、だ。
そんなことから、次の記事は取材にいけなかった代わりに、とにかく色々な果物の皮を食べみよう! と思い立ったのだった。りんごの皮にもすがる、という気持ちで。
「バナナは皮を食う」というタイトルの本を発見
さらに、果物の皮について調べを開始したところ、「バナナは皮を食う」という衝撃のタイトルの本が出ていることを知った。
雑誌「暮らしの手帳」に掲載された、昭和の食べ物にまつわるエッセイをまとめた本のようだ。コラムの中の1本にこの「バナナは皮を食う」というタイトルのものがあるらしい。バナナというと果物の皮の中でもかなり食べられないイメージだが、どういうことなんだろう。
早速本を注文し、届くまでのあいだにバナナ以外の果物の皮を食べながら待つことにした。 |