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ロマンの木曜日
 
アクアラインのトンネル見学

結論からいうと安全な場所でした

  ドボク好きの皆さん、お待たせしました!さあ、いよいよ今年のDPZドボク大好き部門の始まりですよ!

東京湾を横断して川崎と木更津を直結する「東京湾アクアライン」は、総延長およそ15kmのうち3分の2が海底トンネル、そして3分の1が橋で構成されています。以前から気になっていたのは、10km近くもあるトンネル内でもし事故が起こったりした場合、避難経路はどうなっているのか、ということ。

まさか非常口を開けたら海水がドバー、なんてことはないと思いますが、アクアラインのトンネルの非常口の先が知りたいと思っていたところ、ちょうど見学会が行なわれるというので、参加させてもらってきました。

萩原 雅紀



海ほたるへ

海ほたるは東京湾の真ん中に造られた人工島で、アクアラインがちょうどトンネルを出て橋に移る場所にあるパーキングエリアです。

今回はここで行なわれるイベントの一環として、トンネル内の避難通路の見学会が開かれることになったのです。



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東京湾の真ん中に浮かぶ人工島「海ほたる」

集合時間より少し早く着いたので、パーキングエリア内を歩いて腹ごしらえをしたあと、駐車場のはずれに建つアクアラインの資料館「うみめがね」を見学して予習しておくことにしました。


木更津の方に延びる橋の手前に 資料館「うみめがね」が建つ

実をいうとアクアラインは何度も通ったことがあって、この「うみめがね」にも来たことがありました。なので中にどんな展示があるか知ってはいたのですが、改めて見るとすごいです。

分かりやすい模型や写真パネルはともかく、建設の過程を説明する記録映像に専門用語がふんだんに使われていて、しかもその専門用語にフォローがまったくないのです。まるで投げっぱなしジャーマン。さらに、モニタの前にはイスもないのに、この映像は50分もあります。投げっぱなしのあと放置プレイ。

そういえば学生時代から予習なんて1度もしたことがないんだった。


入るとまずETCの説明、とりあえず広報より営業ですよね 999状態の模型は早く接着してあげてください
応答スペクトル特性にどれだけの人が喰いつくのか トンパ文字か、というような図
単位のガルで「地震のことかな」と分かる程度 あれもこれも説明したい気持ちは分かるけど…

これはダムの資料館などでもありがちですが、まったく噛み砕いていない上に内容が詰め込まれていて、伝えたい気持ちが完全に空回り。逆に敷居を上げてしまっているような気がします。

日本人がインフラに対して理解度が少ないのは、こういうところにも原因の一部分があるのではないでしょうか。


海ほたるでばったり

トンネル見学の時間が近づいてきたので集合場所に戻ると、とつぜん後ろから声をかけられました。振り返るとそこには金曜日ライターの大山さんが!

どうやら大山さんもどこかで噂を聞きつけ、はるばる海ほたるまでやってきたようです。こんな場所でばったり出くわして驚きましたが、これはいいネタだと年末年始一行情報に投稿。

ところで、大山さんは確か運転免許を持っていないので、どうやって海ほたるまで来たのか訊いてみると、なんと路線バスが走っているとのこと。バスすげえ。そしてバスに乗ってまで来る大山さんすげえ。

では、いよいよアクアトンネルの中に突入します!


関係ないけど駐車場に描かれたバイクがかわいかった

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