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ひらめきの月曜日
 
カップヌードルの底に何かを入れたい

結果発表でございます

 さて、カップヌードルの底に入っていたらうれしいもの選手権(いま適当に考えましたが)の結果をみていこう。


エントリーナンバー1 
「しょうゆ味」×「マルダイのミートボール」

【評価】
[味]7点 [うれしさ]7点
※10点満点中
半分ほど食べたところで巨大な肉がいきなり出現。もともと入っている具の肉に似ているが、こんなデカイ肉はありえない。肉がでかいとうれしい。頭の悪いコメントだが、シンプルで分かりやすい。ミートボールがまとっていた甘辛のタレがスープに溶けだし、途中から味が変わるのもいい。実にうまい

エントリーナンバー2
「シーフード味」×「タコさんウインナー」

【評価】
[味]5点 [うれしさ]8.5点
早朝にせっせとこしらえたタコさんウインナー。よく見ると一本一本足が揃っているのだ。「色もあえて鮮やかな赤を選んだ。その方が子どもが喜ぶから」と作った飯塚さん(33歳・独身)が語るように、無機質なインスタント食品に「母」を感じる作品である

エントリーナンバー3
「チリトマト味」×「豚しゃぶしゃぶ肉」

【評価】
[味]2点 [うれしさ]2点
スパイシーなトマトチリのスープでしゃぶしゃぶする豚肉。しかもデパ地下のいい肉だ。今回もっとも期待された一品だったが、お湯が肉全体に浸透しなかったのか、生煮えっぽい色に。結局お湯を後から継ぎ足したので、スープが薄まってぼんやりした味になってしまった。いい肉にあやまりたい

エントリーナンバー4
「カレー味」×「もち」

【評価】
[味]5点 [うれしさ]3点
カレーのスープがかなり濃厚なため、最後に食べるあっさりした餅は口直しにいい。
シンプルで味も悪くはないが、見た目的にはすっきりしすぎていて、ワクワク感がまるでない。最後のお楽しみというよりは実用的な効果を狙った作品なんだと思う

エントリーナンバー5
「しょうゆ味」×「どん兵衛(きつねうどん)」
【評価】
[味]6点 [うれしさ]8点
これは馬鹿な食い物だ。カップヌードルの下にどん兵衛が入っているのだから。正気とは思えない。だが、確かにカップヌードルにするかどん兵衛にするか選択を迷うことはよくある。これなら2つ同時に食べられる上、食いしん坊であることが周囲にバレる心配もない。底から出てくる油揚げに、思わず「こんにちは」とあいさつしてしまうほどの衝撃だ

エントリーナンバー6
「しょうゆ味」×「大福」

【評価】
[味]9点 [うれしさ]8点
今回もっとも評価が高かったのが、冒険的なメニューと目されていた大福。おしるこっぽくなるんでは?という目算がズバリあたって、ヌードルが途中からおしるこになったのだ。これは本当だ。とろとろ〜とした餅と餡子がスープに溶けて、あまじょっぱい優しい味に。食べた川上さんは興奮ぎみに「餅がとろとろで」「餅がとろとろで」と何度も繰り返していた

 というわけで、今回のナンバーワンは「しょうゆ味」×「大福」のコンビネーションということになった。夜食のヌードルが途中からデザートに変わるというミラクルな料理である。
さすが日清、これぞ“NO BORDER”

餅とろ〜、カップヌードル+大福は、おしるこになることがわかった

うまいっすよこれ

カップの底に幸福がある

 カップヌードルの底に指輪を仕込んでプロポーズした人がいる。そんなロマンティックな話をどこだかで聞いたような覚えがある。記念日にカップヌードルをすするふたり。貧しくあまり幸せではない彼女が、もったいなからとスープもごくごくと全部飲みほしてみた瞬間に、最高の幸せが訪れた。みたいな話だったかどうかはわからない。

要するに、キミならカップヌードルの底に何を入れるんだい? 言いたかったのはそういうことだ。

体に悪い企画ですね

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