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ひらめきの月曜日
 
甘味料を11種類集めてみた


世の中にはいろんな甘味料があるものです。

普段、甘い物をほとんど食べないのだが、最近コンビニのデザートコーナーをうろつくことが多くなった。一体どうしたことだろう。

立て込む仕事、減る一方の睡眠時間。…そう、どうやら私は疲れているのだ。こうなると自分の嗜好とは別に、体が甘い物を欲するらしい。ギブミー砂糖。誰か私に甘い物を。

しかし、煮物だって砂糖がふんだんに使われているし、砂糖を積極的に摂取しようと思えば、なにもデザートでなくたって済む話だろう。

そんな思いからスタートした企画なのだが、気が付くと甘味料を11種類も集めてしまっていた。

高瀬 克子



まずは参加選手の紹介から

冒頭で「疲れている」と書いたというのに、なぜこんな面倒で時間のかかる企画を思い付いてしまうのか。

激しく自分を呪いながら、まずは甘味料の紹介から始めてみよう。11種類、一気にいきますよ。


日常的に使っている「きび砂糖」です。
原材料名がそっけない。

普通の白い砂糖より甘さがマイルドで、なんとなく体にいいような気がして使っているのだが、どんなもんなのだろうか。


続いて、煮物などで大活躍の「ざらめ」
まさか色素を使っていたとは。

これも普段使いの砂糖だ。そして我が家には現在、上記2つの砂糖しかない。これで全てをまかなっている。

というわけで、以下の9種類は、この企画のためにわざわざ買い求めたものです。全てを消費できるのはいつになることやら…という量です。激しく不安です。


ご存知「白砂糖」。デザインがシンプルでいいですね。
欄外には「砂糖は長期保存可能食品であり賞味期限は記載しておりません」とありました。へえー。

ほとんどの家にあると思われる白砂糖。たぶんこれが標準的な甘さの基準になってくれると思われます。頼りになりますね。


粉末の「黒砂糖」。パッケージの料理が見事に茶色い。
冷蔵庫で保存するものだとは知りませんでした。

これは疲れているとき(まさに今!)に、このまま舐めたらいいのでは、という甘味料のひとつだろう。コクがあって大変においしい。


「てんさい含蜜糖」は、パッケージが糠っぽい。
甜菜(ビート)は別名「砂糖大根」と言うらしいですよ。

とても砂糖とは思えないほどサラサラとしている。大根から出来た甘味料だけに、サッパリとした味わいが期待できそうだ。体にも良さそう。


なんとカロリーがゼロの「ラカントS」。ここからは化学っぽい甘味料が続きます。
羅漢果エキスは0.8%なのか。

この手のものを買ったのは初めてなのだが、カロリーゼロには心ときめいた。色も茶色くて、たしかに「自然派」という感じがする。


こちらはカロリー10分の1の「パルスイート」
途端に原材料名が長くなった。

なんとこのパルスイート、普通の砂糖の半分の量で、同じだけの甘さを感じられるらしい。さらに「すっきりまろやかな甘味」と書いてある。ほほう。


出た!「シュガーカット」。このデザインは心がザワつくものがあります。なぜ顔なのか。
今年で販売35周年だそうですよ。超ロングセラー。

低カロリー甘味料の先駆け的存在として、忘れちゃいけないのがシュガーカット。子どもの頃から存在だけは知っていたが、こうして買うのは初めて。楽しみ。


文房具っぽい容器の「水あめ」。大学イモを作るときには欠かせませんね。
原材料名がまたシンプルになりました。

原材料名が水あめ。分かったような、分からないような。水あめってなんなんだろう…とウィキペディアで調べてみたら、さらにワケが分からなくなった。


ハチミツも甘味料のひとつですよね。
これはアルゼンチン産だそう。

料理にハチミツを使っている人もいるらしい。しかしハチミツって普通の砂糖に比べて高価です。白砂糖が500gで120円だったのに比べて、ハチミツは250gで500円オーバー。うっかり大量に使えませんな。


さらに割高、メープルシロップ。
和名、楓糖液。

お菓子の上からかけたりして食べるのが一般的なのだろうが、今回は純粋に甘味料として扱ってみたい。どういう味になるのか楽しみだ。

 

さあ、実際に食べてみよう

以上、紹介だけで1ページを使うほどの甘味料が勢揃いした。これらを「味くらべ」という観点だけで調理してみたいのだが、さて、どうしようか。

手始めに、リンゴを煮てみるというのはどうだろう。


りんご(紅玉)を用意しました。

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