そういえばシャッタースピードを遅くしてライトを動かしながら撮影することによって、光の軌跡で文字を描いたりする手法がある。
それならイルミネーションの光でも文字が描けるかもしれない。
動かせる範囲はかなり狭いが、なんとなく描けそう。
とりあえず「犬」と描いてみよう。
ある程度それっぽく描けることは描けるが、動かせる範囲が狭いのでどうしても平べったくていびつな形にしかならない。
イルミネーションの光を借りて描いた字は成功なのかどうなのか分からないが、感じたのは「もっと大きく描きたい」ということだ。
イルミネーションをバックに光をかざして字を描けば、それはイルミネーションに光で参加してるみたいでとても素敵じゃないか。
描く字は「犬」だけど。
すごい浮かれクリスマスアイテムだけどこのさい仕方ない。しかもペアで買ってしまっているのは、1コ350円のところ2コで500円だったから。
しかし2コ買ったおかげで光の強さは2倍。光の軌跡は点線で事務的な感じがして良い。
イルミネーションの空に現れろ、犬。
それではイルミネーションに集まった人たち等を祝福するために、イルミネーションの空にでっかく犬と描きたいと思います。
なんどやっても出来なかった。イルミネーション輝く冬の空にでっかく犬と描く野望は儚くも散った。
おまけにカメラのレンズに雪が付着してまともに撮影出来なくなったので、これで終わります。
最後は当初の企画からだいぶ外れた上にそれもまた失敗という残念な結果になった。煌びやかな場所で鼻を垂らしながらセロファンやバッジを振り回して得た結果がなにもなし。
ただ記念写真を撮ってる人の中には確実にビカビカ光るバッジを持った僕が写り込んでいたはずなので、その人達の記念になれば、と思う。