■「鹿児島市内で唯一」と言っていいかもしれない
鹿児島の市街を散歩していて気がついたのは「古い街が残っていない」ということ。ほとんどがこぎれいになっている。得体の知れないぼろぼろの建物群、というのがぜんぜん見られない。東京のほうが猥雑で混沌としている。
そんななか、おそらく鹿児島市街内唯一といっていいと思われる「古いなー」と思わせられる一角があった。他の大都市では珍しくないものだが、こぎれいに整備された鹿児島の街並みの中で出会うと、ちょっとどきりとする。
まあ、とりたてて珍しいってわけではないですが、すてきな雰囲気だったので、ご紹介します。
■名前は「名山堀」。そして気がついたことがひとつ
このすてきな古い商店街。名前は「名山堀」という。その昔お城の堀だったところを埋め立てた後にできた街だとか。そういうなんとなく「不安定」な出自の場所って、こういう雰囲気で残っているケースが多いような気がする。
で、先ほどからの写真でひとつ気がついたことはないでしょうか?
狭い路地裏の建物の間、上空を渡すように棒があるのですよ。その全体的な佇まいから「つっかえ棒?」って思ったけれども、どうも違うようだ。
■鹿児島においでの際にはぜひ「ねこんくそしゅっ」と名山堀へ
よく考えたら「亡くなった祖父を偲ぶ旅」が「猫の糞」ってどうなの、と思わないでもない。でもまあ、この記事読んで「けんちゃんらしい」と思ってるんじゃないかな。あの世にもネット環境はあるんでしょうか。