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はっけんの水曜日
 
夢で見たチョコレート屋さん

■3つの地層チョコが完成しました


これが僕の夢の中で大繁盛していた地層チョコだ。形がいびつなのが、つまり現実だ。

竹串を外してみた。ん?これはこれでアリじゃね?というビジュアルに。

結構思惑通りの地層が出来ている。最初のイメージとは随分違うけどな。

■割ってみた

 出来たら、ちゃんと地層が出来たのか割って確かめねばなるまい。そういう事で半分に割ってみたんだが、球形のチョコを綺麗に割るのってかなり難しい。

 断面がちょっとにじんだり、切ってる途中に割れちゃったりで、夢で見た様な綺麗な断面を作る事が出来なかったが、これが今のところの限界だ。なんていうか、

ま、こんなもんだろ、と言ったところか。


■地層チョコっていうか、地球チョコと名付けたい


思いの外綺麗に層が分かれた。核から地殻まではっきり見える。

 中心の内核からカボチャチョコの外殻、茶色チョコやホワイトチョコのマントル、クラッシュドアーモンドの地殻まで綺麗に作れた。うん、綺麗に作れた。

綺麗に作れた、って事にして下さい。お願いします。

んじゃ、食べるか。


僕の眉毛、よく見ると繋がってるんですよ。うっすら。

  チョコはあくまでチョコで、「うん、チョコ。」以外の感想が出てこなかった。もっと香ばしい層とか酸っぱい層とかあると感動も違ってくるのだろうが、あまりにチョコばかりを重ねたので、「チョコ味」以外の感想が出てこない。いろんなクランチとかそんな味も混ざってるのだが、どうにもあんまりにもチョコだった。


毎度お馴染み、「こんなはずじゃ・・・」の顔。

 地層チョコの現実は大体わかっていただけたと思う。では、冒頭に書いた店長へのインタビューを紹介して今回の記事を終えよう。毎度さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

松本「すごい繁盛してますね。秘訣はなんでしょう?」

店長「秘訣?そんなのチョコが美味しいからに決まってるじゃないの。」

松本「(うっ、こえぇ・・・) そうですね、そうですよね。ところであの、お店は綺麗なんですがトイレはその、汚いですよね。臭いし。」

店長「いいのよあれで。」

松本「え、いいんですか?」

店長「いいのよ。あんまりトイレが綺麗だと、もっと混んじゃって困るのよ。うちは人気店だから、トイレが臭くて少しリピーターが減るくらいがちょうど良いのよ。」

松本「えー。僕、トイレ掃除していいですか?やっぱ臭いの嫌ですよ。」

店長「あ、ちょっと、やめなさいよ!なにしてんのよ!」

松本「いいじゃないすか、ほら臭くなくなった。」

 流石夢という無茶苦茶なインタビュー展開だが、その続きがちゃんとある。僕がトイレを掃除した事によって、客は一層増えた。が、その客をさばききれなくなってしまったのだ。店は回らなくなり、逆に人気が落ちる結果となってしまった。鹿を保護したら増えすぎて食べ物が無くなって絶滅しちゃった、みたいな話である。

結果として、僕の善意が悪影響になってしまった。まったくもって大きなお世話であって、店長は正しかった。

これ、夢診断したらなんて言われるだろう。リビドーがなんとかとか言われるのだろうか。


■オマケ

平たい地層チョコも作ってみた。
地層はこっちの方が綺麗に出た感じ。味は、同じ。

チョコ作りは難しかったけど楽しかった

 溶かしたチョコをゴテゴテと重ねていくのは楽しかった。何度か失敗もしているが、それはそれで楽しかった。食べ物をいじくり廻すのは面白い。

 夢で見た地層チョコはもっと色んな味があって、もっと綺麗でもっと美味しかった。今回は僕の技術不足でこんなもんしか出来なかったけど、極めればきっともっとハイクォリティの地層チョコが出来るはずだ。

だれかもっと綺麗で美味しい地層チョコ、作ってみて下さい。でもって2/14に下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
地層チョコに黒い魔の手が伸びる!


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