桶川名物というわけではありません
あっち行ったりこっち行ったりしつつ、鴻巣駅を出て少し東京に戻り、桶川駅で降りた。今までの いがまんじゅうの逆、まんじゅうで赤飯を包んだ赤飯まんじゅう を売るお店があるのだ。
先ほどまでの2軒と違い、今度のお店は駅の近くのものすごく分かりやすい場所にあった。
赤飯まんじゅう はかつて日本の各地で見られたおまんじゅうだが、現在は京都を中心に売られているらしい。こちらのお店でも「桶川の食文化、というわけではないですね」ときっぱり。確かに他にも和菓子屋さんはあったが赤飯まんじゅう を扱っている様子はなかった。なお、地域的にここまで来ると いがまんじゅうの影もない。
私としては、いがまんじゅうの地域のすぐ近くに赤飯まんじゅう を売るお店がる、ということにかなり運命を感じた。桶川の赤飯まんじゅうは、いがまんじゅうのアンサーだとひとりで手に汗をかいている(お店としては、別段そいうわけではない様子でしたが、それでも!)。
味は、結構衝撃
肝心の味なのだが、食べた瞬間「わあ」と思った。だって、おまんじゅうの皮の中にお赤飯が入っているのだ。いがまんじゅうのときは一瞬で全てがおいしさに流されたのだが、こちらは、なんでだろう、戸惑いが残る。
むっちりしたほんのり甘い皮に塩をしていない赤飯。皮も赤飯もとてもおいしいのだが、なんともいえない薄ぼんやり。
おまんじゅうとはには別にごま塩もついていた。どうやら食べるときにかけるようで、二口目はごま塩をかけてみる。……おいしい。いや、とってもおいしいんだけど、やはり感じる謎。なんだろう。なんなんだろうこのお菓子は。
そういえば、これって言ってみればおかずなしでパンとご飯を一緒に食べているという事態だ。ご飯のサンドイッチとか、そういうことだと思うとなるほど戸惑う。
でも、ご飯のサンドイッチはないけど、赤飯まんじゅうはアリだ。まんじゅう、勝ち! まんじゅうばんざい!
今回は最終的に、赤飯まんじゅうも2つ追加し総勢20個のまんじゅうプラス赤飯を手に入れた(そのほとんどが一福のいがまんじゅうだけど)。ひとつひとつラップにくるんで冷凍保存しよう。冷凍庫と電子レンジのある時代に生まれて本当に良かった。
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