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はっけんの水曜日
 

エキサイティング古式打毬

古式打毬とは。

古式打毬(こしきだきゅう)という競技がある。古式打毬はその昔中央アジアで生まれ、中国を経た後、打球として日本へと伝えられた。ヨーロッパへ渡ったものはポロとして知られている。

この伝統的な競技が実演されるという。はたしてどんな競技なのだろうか。

安藤昌教


会場は馬の博物館

今回古式打毬が行われる会場がここ、横浜市根岸競馬記念公園内にある馬の博物館。馬とのつどい2008という行事の一環として今回、伝統行事を実演してくれるのだとか。


バルーンゲートが馬でかわいい。

とはいえ古式打毬は行事用のいわゆる「アトラクション」ではない。今回実演してくれるのは宮内庁主馬班(しゅめはん)の方々。海外から要人がいらした場合等、日本の伝統行事を披露する場で実際に行っている人たち、つまり本物なのだ。

 


馬に特化したイベントです。

馬を囲む熱気

古式打毬が行われるのは馬の博物館内にある乗馬場。この博物館自体、展示物や企画展がかなり興味深いのでお勧めなのだが今回はページの都合上打毬の紹介に集中したい(現在「馬の神様仏様」と題した展示がされています。これは必ず行くべきだ)。

乗馬場には開演時間に合わせてたくさんの人が集まってきていた。失礼だが、正直この馬のイベントにこれほどたくさんの人出があるとは予想していなかった。馬、きているのかもしれないですね。

会場は観客の熱気に包まれていました。 ぎっしり。
関係者のブーツがかっこいい。 こういうスタイルも乗馬っぽい。

 

馬に乗って選手が登場する

競技前の会場では競技衣装を身にまとった選手の皆さんが華麗な手綱さばきで馬を操っていた。みな手には1メートルほどの長さの棒を持っている。


棒を手に華麗に馬を繰る。

この棒が古式打毬で使う「毬杖(きゅうじょう)」という名の杖。ポロでいうところのマレットと呼ばれるスティックにあたる。これを使って毬を操るのだろうということは漠然とわかる。

試合前の様子はみなとてものんびりと乗馬を楽しんでいるように見えた。やはり伝統芸能、と名のつくものに共通したゆったりのんびりした動きの競技なのだろうか。

ところが古式打毬、競技が始まると魅力爆発なのでした。


 

 
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