いやはや、まさかこんな愛で方があるとは。というか、これはジャンクションに飽きただけ?
「すてきな場所で風景を見ながらキャッチボールするのって良いですよ!」とのこと。なるほど。いや、ほんとに「なるほど」か?
じつはこのお二方はご夫婦で、野球のチケット収集界では有名な人。そんな界があるのかどうか知らないが。というか、ジャンクション見てる人間にそんなこと言われたくないか。
何万枚ものチケットを持っていて、古いものは1905年のものなんかも持っている。(そのすごいコレクションは「AAA野球チケット博物館」でどうぞ)
「だ
からキャッチボールか」と一瞬なっとくしかけたが、それとこれとの間に論理的つながりはよく考えたら、ない。でも、風景は「見る」ものという思いこみをし
ていた自分をちょっと恥じた。そうだよね、体を動かすことでより記憶になるっていうことはある。それがキャッチボールっていうのもなんかかわいいし。
■寒くならないうちにもう一回ぐらいやろうかな
ぼくが「ジャンクションみんなで見に行こう!」って募ってよかった、としみじみ感じるのは、参加者がお互い見ず知らずの人たちで、かつ一人での参加がほとんどである点に表れている。つまり、彼らは「まわり
に同好の士がいない」のだ。こういう機会でもないと、自分の趣味はおかしなもので理解者などいないと思ってしまうかもしれない。
僭越ながら「一人じゃないんだぜ!」と元気づけたい。迫害されないように見守りたい。そのうちモーゼ気分で海を渡ろうか。波間の先にはきっとすてきなジャンキーの約束の地があるに違いない。 |