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チャレンジの日曜日
 
あの漫画がタイトルに忠実すぎたらどうなるか


 

世の中にはたくさんの
漫画がありますが、
そのなかでも
特に名作とされている
名作漫画は
みなさんも大好きなことかと思います。

で、そんな漫画の
タイトルについてなんですが、

いわゆる名作漫画のタイトルって
今ではそれらが当然のものとして
常識のように
受け入れられておりますが、
ふと冷静に
それらタイトルの言葉の本来の意味を
考え直してみると、
じつはなかなかに
ユニークなことになっている場合が多いです。

そこで今回は、
もしそれら名作漫画が
そのタイトルに忠実すぎて
タイトルありのままの漫画になって
しまっていたとしたら、
一体どんな漫画になっていそうか

いろいろ考えてみたいと思います!!

漫画界激震の衝撃の漫画論
とくとご覧あれ!!

ヨシダプロ



【タイトル忠実LEVEL1】

 


 

まずはこちら

「巨人の星」と言えば
言わずと知れた
巨人軍の星を目指す
熱血野球漫画ですが、

「巨人の星」
においての
「巨人」がその言葉のありのままに「巨人」として、
「星」がその言葉のありのままに「星
として、
すべてが
その言葉通り
忠実に捉えられてしまったがゆえの

巨人だらけの星

ですね。

 

もし
あの巨人の星が
そのタイトルに忠実すぎてしまっていたら、
こんな大変なことになってしまうのでございます。


とりあえず
住みにくそうですが

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

タイトルはほどほどにしたいものでございます。

 

ではそんな感じで
いろんな漫画をそのタイトルに忠実に
捉えていくことにいたしましょう!

 

【タイトル忠実LEVEL2】

 


 

続いては
うる星やつら
ということで、

そのタイトルに
忠実にのっとり
うるさいやつらが
いらっしゃるようですね。

これは
すこぶる
うざいですね。

多摩には
これほど
うるさい人たちは
そうおりません。

 

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL3】

 


 

言わずと知れた野球漫画ですが、
元来
ドカベンというのは
大きなお弁当のこと。

編集者らのミスリードにより
その
「ドカベン」というタイトルに
忠実にのっとりすぎるがあまり、

野球などほったらかしで
ただ大きな弁当を
食べてはつくり
食べてはつくる漫画に
なってしまった場合が
こちらのケースです。

ほとんどクッキングパパ
ちょっとしたグルメ漫画

の様相を呈してしまう
わけでございます。

タイトルに縛られすぎて
こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL4】

 


 

タイトルの
「タッチ」
とは本来
「触る」という意味の英語の動詞
ですので

触らざるをえない
ということですね。

タイトルへの厳粛なまでの忠実な服従による
兄弟での触りあい。

タッチタッチここにタッチ
きわめて奇妙な物語になりそうですね。

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL5】

 


 

珠玉の名作
「ガラスの仮面」
ですが、

 主役がなかなか決まらないためか
ガラスでできた仮面という
本来の言葉の意味に忠実に、
ガラスの仮面にのみ
焦点が当たってしまい、

ガラスを加工して仮面制作に打ち込む
仮面制作マンガ

になってしまったのが
こちらのケースです。

月影先生も
絶句です。

 

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL6

 

 

言うまでもなく
野球部のキャプテンを意味する
青春野球漫画の金字塔
「キャプテン」ですが

キャプテンの本来の意味は
まぁ
船長な
わけで、
よりによってその方向に
特化してしまったのが
こちらのケースですね。

本来の主戦場である
野球グラウンドを後にして
すっかり
大海原に乗り出してしまったわけですね。

困ったキャプテンです。

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL7】

 


 

金田一少年が
数々の難事件を解決していく
快作ですが、
ついタイトルに忠実にのっとりすぎて
文末の
事件簿の
事件「簿」にばかり
重きをおかれてしまったのが
こちらのケースです。

金田一少年が事件を解決すたびに
事件簿に書き込まれていくわけですが、
簿
自体には
そんなには大きな動きは起きない

ものでしょう。

 

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL8】

 


 

医療漫画の最高傑作
「ブラックジャック」ですが、

圧倒的にかっこいい
そのタイトルに
つい忠実に准じすぎてしまい

トランプ種目の
ブラックジャック自体に
重きをおいてしまったのが
こちらのケースですね。

患者をほったらかしにして
本当のブラックジャックに
打ち込みすぎてしまう
ブラックジャック。

マジ
アッチョンブリケです。


こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL9】

 


 

漫画家を目指し
漫画に打ち込む二人の若者が
長く険しいまんが道を
歩いて行く
一大叙事詩
「まんが道」ですが、

つい
まんが道という言葉通りに
まんがの道になってしまったのが
こちらのケースですね。

なんとなく
BOOKOFFに
続いてそうです。

こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

【タイトル忠実LEVEL10】

 



 

まぁ

ワンピース
ですね。

秋の新作
似合ってますよ。



こんなことにならず
実際はあのようなすばらしい物語で
ホントよかったです。

じゃぁ
もうそろそろ
いいよね

いろいろすみませんでした。

では
おやすみなさい。

 

 

 

はい。

以上
いかがでしたでしょうか
今週の
「マンガを読んでも読まれるな」。

というわけで
いろいろすみませんでしたが
これを機に
あらためて
名作漫画を
読みあさっていただけたら幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが
どうぞよろしくおねがいいたします。
ではまた失礼いたします。

オッス、オラ悟空!

 
 
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