機体改良
カタパルトを使って匙を投げることには成功した。が、せっかく古代兵器の技術まで持ち出したのに、成果が飛距離4歩ぶんというのは、なんと不甲斐ないことか。初めての投石器製作、もう少し試行錯誤させてほしい。
スプーンが飛び出す角度を変えてみたらいいと思うのだ
発射準備ヨシ!
先端をL字に曲げることによって、スプーンが飛び出す角度を変えてみようという作戦だ。
またL字パーツを付けることで別のいいこともあった。発射前、てんびんをより深く傾けて、勢いを付けることができるようになったのだ。(先がまっすぐだと、水平より傾けるとスプーンが抜け落ちてしまう)。
では発射します。
1m82cm
まったく振るわず。4歩が3歩に縮まった。いや180cmなら2歩でもいける。人によっては歩かなくても身長だけでいける。
キーワードは45度
ボールを投げるとき、手は45度の位置で離すといい、と聞いたことがある。投石器でも理屈は同じだろう。先端をL時に曲げたのは失敗だったのではないか。45度の角度で飛んでくれるように、てんびんの先端の角度をこんどは45度に調整した。
さらに、テコの力がさらに強力になるように、てんびんを重り側に少しずらした。スプーン側の回転半径が小さくなるので遠心力が弱まる恐れはあるが、それも試してみないとわからない。
45度の角度
匙、投げます!
一世一代の匙の投げ具合はぜひ動画で
最初と同記録。2m49。
結局わからなくなりました
いろいろと手は尽くしたと思うのだが、飛距離は伸びなかった。もう策は尽きた。これ以上飛距離を伸ばすのは無理だ。がんばったのに!なんなんだ!
バカッ!
3mのメジャーで3回分。7m17cm!
匙は手で投げろ
なんだか思いのほか成果が出ないので、最後は匙を投げることにも匙を投げてしまった。スプーンのバカ!カタパルトのバカ!トレビュシェットのバカ!手作りの兵器を作るより、匙は手で投げたほうがよく飛ぶ。みんな、攻城兵器は城を攻めるときだけ使えよな!