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ひらめきの月曜日
 
今こそプリントゴッコでフルカラー印刷を

じゃーん、刷り上げました

恐れずにズームすると、こんな感じ フルカラーというより、こういうオシャレデザインてあるよね

個人的には納得の味わい

どうだろう。私の技術が足りなかったのと、選んだ写真に色のメリハリがなかったためか「フルカラー!」とはちょっと違う気もするが、味わいぶかい葉書が出来上がったと思っている。

実は、完成するまでに一度大失敗してしまった。

版はシアン、マゼンタ、イエローの3版があるが、このシアン版とマゼンタ版で乗せるインクを逆にしてしまったのである。何やってんだ。


原稿の裏に「マゼンタ」と書いてある。その向こうにマゼンタインクの乗った別の原稿が

プリントゴッコの使い方は本当に簡単だ。今回の作業では「3版のインクの色を間違えない」以外に気を使うところは1つもなかった。唯一気を使わなければいけないポイントで間違えるってどういうことだろう。

でもそれで1つ重要なことが分かった。


さほど違いがないように見えた3版だったが 色を間違えると台無しになる

一応、色と版の対応を間違えたバージョンでも3色重ねて刷ってみたのだが、このダメっぷりはすごかった。

右上の写真がそれだ。影絵か。

色を間違えれば印刷が失敗するのは当たり前だが、分解した原稿の時点で印刷の素人の私は3版にさほど違いを感じなかっただけに「へー!」と感心してしまった。

そうしてやり直してできあがったのが本ページ最初の写真だ。一度失敗してひどいものを目にしているだけに、出来に大きく納得してしまったというわけだ。


ちなみに正しい色で刷ったシアン→ そこにマゼンタ版を乗せる

さらにイエロー版を乗せて……ほら、フルカラー

大変だけど、やっぱり楽しいなあ

フルカラー、やってみて改めてこりゃ子どもには無理だわ、と思った。だいいち、CMYKで原稿を分解して出力するのが無理だろう。

それに一番「これ無理!」と思ったのは乾かしてから次の版を刷らなければならないということ。シアンの版を刷ったら乾かしてマゼンタ。また乾かしてイエローと乗せていく。子どもじゃ絶対待ちきれないと思う(実際私も待ちきれなくてボーボー ドライヤーで乾かした)。

もうひとつ。子どもじゃプリントゴッコ製フルカラーの味わいは理解できないんじゃないか。「わー、全然フルカラーじゃないじゃんかよー」なんて思ったらそれは残念なことで、やっぱり大人になってから作ってよかったと思った。

プリントゴッコよ、ありがとう。でもさよならは言わないぜ。だってまだ消耗品だって売ってるもんね。


無責任な愛だけど、プリントゴッコよ、永久に。

買い支えという言葉がある。プリントゴッコ、せめて消耗品だけでも作り続けて欲しいと思う今こそ使って支えたい。

けれど、実際2009年の年賀状をプリントゴッコで作るかといわれたら「うーん」となるし、年賀状以外にプリントゴッコで遊ぶことはあるかと思えばそれもまた「うーん」なのだった。

そうだ、今度何かカラフルなものを扱う記事を書くときは載せる写真を全部プリントゴッコで刷ってみようか……いやそれも……。

とりあえず、今回は2008年度下半期の年賀状を20枚ほど刷ったのでお世話になっている方々に送ってアピールしようと思います。

ちなみに元原稿はこんなかんじでした

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