■群れをなす昇り龍たち
さて、昇り龍の基本は押さえた。あとは応用編だ。まずは数。昇り龍は群れで行動することがあることも知られている。
■子どもの昇り龍
その名からダイナミックな登りっぷりを想像される昇り龍だが、誰しも最初から一人前であったわけではない。昇り龍もまたしかり。なかには成長途中の昇り龍の子どもとでもいうべきものたちもいるのだ。
■紳士昇り龍
「紳士」と呼ばれる昇り龍がいる。おもにぼくにそう呼ばれている。これまでの鎌首をもたげたものと異なり、ちょこんとシャッポをのせた昇り龍である。
ひだりはその一人。ぴんと伸びた背筋。もちろん角龍である。最上部に乗っているのが紳士の証、登り帽である。大きすぎず小さすぎずの帽子がよく似合う昇り龍。かくしゃくとして、まだまだ現役である。
すてきだよねえ、昇り龍。素敵だって言って。
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