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ちしきの金曜日
 
「昇り龍」を鑑賞する

■群れをなす昇り龍たち

さて、昇り龍の基本は押さえた。あとは応用編だ。まずは数。昇り龍は群れで行動することがあることも知られている。


ヘビ龍らしくくねくねと曲がったものたちが集まっている。家族か?上のやぐらみたいなものは巣か?
いっぽうこちらは同じポーズでなかよく並ぶヘビ龍。左が長男で中央と右は双子とみた。なんとなく。

ビルというより、もはや昇り龍の住みかと言った方がよさそう。
左の首の部分。4匹で何かを狙っているように見える。ちょっとこわい。

 

■子どもの昇り龍

その名からダイナミックな登りっぷりを想像される昇り龍だが、誰しも最初から一人前であったわけではない。昇り龍もまたしかり。なかには成長途中の昇り龍の子どもとでもいうべきものたちもいるのだ。


すでにどこか雄々しさを感じさせる右の昇り龍。左はまだ孵化したてか?
親が餌を運んでくるのを待っているような昇り龍の子ども。赤は警告色だろうか。めずらしい。
グレたのかなんなのか。かなりねじ曲がってしまった感のある子ども昇り龍。地域ぐるみでのサポートが必要です。
これも親の帰りを待つ昇り龍。まだタマゴの殻から抜けきっていない感じだ。
あたまでっかちの子ども昇り龍。個人的には今まで出会った中でいちばん気に入っている昇り龍。大きくなれよ!
思春期か。「生きるって何?」「ぼくはなんで昇り龍に生まれてきたの?」という声が聞こえてきそうな内省的な姿勢。青春である。
なにやらちょっと病気っぽい昇り龍。まだ幼そうなのに。だいたいまわりの生育環境に問題がありそうだ。
四人兄妹の子ども昇り龍。このT字型昇り龍には子どもタイプが多い。第二次性徴をへて鎌首ひとつになる、とかそういう感じだろうか。

 

■紳士昇り龍


若い人たちは元気があって良いねえ、なんて言ってそうな紳士昇り龍。

「紳士」と呼ばれる昇り龍がいる。おもにぼくにそう呼ばれている。これまでの鎌首をもたげたものと異なり、ちょこんとシャッポをのせた昇り龍である。

ひだりはその一人。ぴんと伸びた背筋。もちろん角龍である。最上部に乗っているのが紳士の証、登り帽である。大きすぎず小さすぎずの帽子がよく似合う昇り龍。かくしゃくとして、まだまだ現役である。

やや腰が曲がり始めた紳士昇り龍。若い頃の無茶がたたったか。
こちらは下腹部がでっぷりと太った紳士昇り龍。帽子もどことなくユーモラス。

すてきだよねえ、昇り龍。素敵だって言って。

あと1ページだけ続きます。


 

 
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