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ロマンの木曜日
 
食い込みやすいパンツを突き止める

地元の人も楽しんでいる

運河をずっと歩いていると、釣りをしている人やランニング、サイクリングを楽しんでいる人がたくさんいた。
釣りの人は自転車で来ているようだったので、きっと地元の人だろう。
近くにこんないい運河があるなってうらやましい。


パラソルを立てて釣りしてる
これはヘラブナの人っぽいかな
この子達は網で何かを捕まえていた
上半身裸で歩いている人も

いい景色が延々と続く

公園から1kmほど進むと、まわりはまた田園風景に戻った。
ほぼまっ平らの田んぼが延々と続いていて、いったい僕はどこに来たんだろうかと不思議になるくらいのいい景色だ。


ずっとむこうまで田んぼ

見渡す限りずっとだ

そろそろ近づいてきたかな

運河にモーターボートがつながれていた。
いままで見なかったもので、ひょっとするとそろそろ江戸川かなと感じた。
先のほうを見ると、運河と並行ではない堤防が見える。


ボートが停泊中。運河で唯一見た船

堤防が交差しているようなので、あれが江戸川だろうか


電光掲示板が見えてるから間違いないだろう

ついにゴール

そろそろだと思って歩いていたら、利根川で見たのと同じ種類の看板が出てきた。
河川管理境界の看板だ。
ここから江戸川と表示されている看板だ。
ここが目指してきたゴールの江戸川だ。


さっき見た看板

ゆっくり流れている

江戸川と利根運河の接続部は、ごくゆっくりと水が動いていた。
利根運河の水がすこしづつ江戸川に流れでいるようだ。
現在の利根運河は、何も運んでいないので運河と呼ぶにはふさわしくないように思えるが、当時この運河を造った人たちの思いは今でもちゃんと運んでいる。


ザッツ河口

ここがゴールです

私設運河の旅終了

というわけで、利根川から江戸川まで踏破した。
昭和16年のに運河の役目が終わって、国は22万円で利根運河を国有化した。
その後、洪水防止のため全面的に護岸工事をしなおしたので、当時の様子を伺えるような発見はなかったけれど、利根運河の数奇な運命というか、すこし悲しい物語を知ることができて大変よかった。
利根運河に始めてきたときに感じた、しっとりとしたはかなげな雰囲気は、もしかしたらこの運河がたどってきた歴史からくるものなのかどうかは知らないけれど、派手な観光地にはない楽しさを味わうことができた。

そしてカッパが怖すぎだ

 
 
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