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ロマンの木曜日
 
食い込みやすいパンツを突き止める

水門から利根運河ウォークのはじまり

利根川の運河水門は、想像よりも大かった。
水門の上に立って下をのぞくと、ほとんど流れのない水が見える。
現在の利根運河は、利根川の水が直接流れているのではなく、運河へポンプでくみ上げているのだ。
このところ雨が続いたので運河の水位が上昇しているので、ポンプでの揚水は中止しているのだろうか。


四角くてかっこいい

ほとんど水は動いていない
さてこの道を行こう

いざ江戸川へ

この水門から、明治時代の船に乗った気分で運河沿いの道を江戸川に向かって進んでいこう。
いったいどんな景色なのだろうか。


どうしたらこういうものができるんんだろう
堤防はサイクリングロードだ

まっすぐな道を歩く

運河沿いの堤防は、サイクリングロードに整備されているので、歩くには最適の環境だ。
運河の脇には、つい最近できたような泥水の跡がまだ残っている。
先日の大雨で増水した江戸川の水が流れ込んだのだろう。


樋管の脇が護岸されていらので
運河に降りてみた

しばらくいくと、運河に農業排水かなにかを流す樋管とよばれる小さな水門があった。
その脇がコンクリートで覆われていて、運河まで降りられるようになっていた。
近くで見ると、決してきれいな水というわけではないが、鯉か鮒のような魚が泳いでいるのが見えた。


堤防の向こう側は田んぼ

いい景色です

このあたりの堤防の外側(運河じゃないほう。正しくは提内というらしいのだが)は田んぼが広がっていて、とてもいい景色だ。
歩くたびにバッタがびんびんと飛び跳ねる。
お騒がせしてごめんなさいという感じだ。
そのうち、水門から2kmほど進んだあたりから、ところどころに住宅が見え始めた。
こんないい景色の運河のそばに住めるなんてうらやましい。
アパートの目の前が、サイクリングロードの休憩所になっているところがあって、もし僕がここに住んだら、毎晩このベンチに座って晩酌をするんじゃないかなと思った。


住宅街が見えてきた
あきらかにサイクリングではない地元の人
ところどころにベンチがある
ここで運河を眺めながら毎晩ビールが飲みたい

ひとやすみ

途中、地元の高校生が河川敷の清掃作業をしていた。
この暑い日に、しかも夏休みが終わったばかりなのに大変だなと思いながらも、普通の授業よりはこういうののほうが好きだったよなと、懐かしい気分になった。
電車を降りてから、撮影をしながら2時間ほど過ぎていたので、日陰のベンチでひとやすみした。
運河に出てしまうと、自動販売機も無いので、水分はきちんと用意しておいたほうがいい。



暑くてたまらんのです、ほんとうに

運河が湾曲しているところ

まだまだ歩く

15分ほど休んで、また歩きはじめた。
もう少しすると線路が見えてくるはずだ。
運河の上を東武野田線が走っていて、近くに「運河駅」という駅がある。
ここがいまの利根運河でいちばんにぎやかなところだ。


線路の鉄橋が見えてきた

運河水辺公園

その名も運河駅の付近は運河水辺公園として整備されている。
近くには国土交通省江戸川河川事務所運河出張所があって、その中に利根運河交流館という資料館もあるのだ。
そこで利根運河について少し調べよう。


のんびりとした公園です

 

 
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