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ちしきの金曜日
 
納涼・福岡市地下鉄七隈線

たった600円で何度でも楽しめる。

 もうじき夏も終わる。夏と言えばチューブだ。音楽にはあまり詳しくないが、金曜担当ライター大山さんのこの記事によると、それは地下鉄のことを差すそうだ。

 というわけで、夏の最後の思い出に、福岡市の地下鉄へチューブ感を満喫しに行って来ました。

T・斎藤



トンネル内部のかっこよさ

地下鉄は普段私は乗らないし、車窓から何も見えないので正直あまり好きではなかった。が、ホームの端っこから見るトンネル内部がすごい、というこの記事を読み、ちょっと興味を抱くようになった。

地下鉄のホームの端っこから撮影すると、ハードコアなトンネル内部の様子を垣間見ることができる。  

が、通常、地下鉄の車両は運転席が塞がれていたりして、あまり車窓の眺めを楽しむ向きではない。(木曜日ライター三土さんはそれでも楽しんでおられたが。)

ところが福岡の地下鉄・七隈線の場合、ちょっと様子が違うのだ。

普通の地下鉄はこんな感じ。トンネルビュー向きではない。
七隈線のホーム。黒い壁に光る広告に新しさを感じる。  

七隈線は、2005年2月に開業した比較的新しい路線。
そのためホームから車両からいろいろと、新しくてかっこよくデザインされている。

ホームからの鑑賞には向いてない
端に立ってもこの程度のアングルしか得られず

ホームには自動ドアが付くなど、全体的にガードが高め。
端っこも写真のように壁で塞がれている駅が多く、一見トンネル鑑賞には不向きなようにも思える。

が、この七隈線は、そこを走る車両が素晴らしく鑑賞向きなのだ。

七隈線を走る電車。 (運転席に注目)
子供が運転してるぞ!

そう、この車両は「ゆりかもめ」などと同じ自動運転システムで、最後部の運転席は開放されており、自由に座ることができる。

運転席に座れる地下鉄!  
乗客が勝手に操縦しないようフタが閉じてある。  
運転士との距離が異様に近い。

自動運転と言っても無人ではなく、先頭車両には運転士が乗っている。 が、仕切りがほとんど無いため、写真を撮るのも気が引けるくらい距離が近い。

車両と車両の間のドアがガラス張り。かっこいい。  

その他、ドアがガラス張りで隣の車両まで見通せるなど、いろいろとかっこいい。2006年にローレル賞を受賞したそうだ。

期待感高まるトンネルビュー!  

こちらが最後部のかぶり付き席から見た光景。
ホームの端からではなく、堂々と中央からトンネル内部の様子がよ〜く見える。

この中を突き進む様子は次ページにて。
いやこれが、本当にすごいチューブなんですよ。


 

 
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