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ひらめきの月曜日
 
食べ納め! コンビニ冷やし中華食べ比べ

セブン―イレブンの冷し中華(調理例)。

セブンの冷やし中華はハムが多い

一食目はセブン―イレブンの冷やし中華である。セブン―イレブンは日本で一番店舗数の多いコンビニだから、この冷やし中華は日本で一番食べられている冷やし中華といえるかもしれない。これが日本の平均である、たぶん。

そんな、業界最大手セブンの最大の特徴は、ハムの量が多い、麺がほぐれやすいという2点である。ここから言えること、それは、日本人はハムが好きなのだ、たぶん。

セブン−イレブン
商品名:冷し中華/450円/428Kcal(3位)
麺の重量:222g(1位)
具の重量:92g(1位)
麺と具の合計:314g(1位)

※重量はたれの重さを含まない

重量を調べたら麺の重さも具の重さも1位だった。さすがセブン。


ローソンの具材はどことなくラーメンっぽい

きわめて“冷やしラーメン”的なローソン

きくらげ、味付け玉子、もやし、チャーシュー。これらはすべてラーメンの具である。それらをふんだんに使ったローソンの冷やし中華はどことなく、“冷やしラーメン”的な雰囲気が強い。

そもそも冷やし中華というネーミングが、ラーメンとの線引きがあいまいだ。ローソンの冷やし中華は、冷やし中華と冷やしラーメンのミクスチャーを体現しているのかもしれない。

ローソン
商品名:冷し中華/450円/411Kcal(4位)
麺の重量:214g(2位)
具の重量:74g(5位)
麺と具の合計:288g(2位)

※重量はたれの重さを含まない

重量は麺の重さが2位に対し、具の重さが5位。とはいえ、厚切りのチャーシューがあるし、卵も味がしっかりついているし、まずまずだと言えるだろう。


ファミマの冷やし中華(調理例)

やや麺が固いか。きくらげがミソ。(ファミリーマート)

最初に予習したとおり、コンビニの冷やし中華は『きくらげが入っているか否か』が個性を決定づけるために重要だが、ファミリーマートのきくらげはきくらげが乾いている、というポイントが最大の違いである。乾いたきくらげがタレを吸い込んで味が染みわたる、という寸法だ。

もしあなたが記憶喪失になって、コンビニの名称が思い出せなくなったら、冷やし中華のきくらげを見てみよう。きくらげが乾いていたらそのコンビニの名前はファミリーマートだ、たぶん。でも、店名は思い出さなくても人に聞いたら教えてくれるけどね。

ファミリーマート
商品名:冷し中華/450円/344Kcal(6位)
麺の重量:179g(5位)
具の重量:84g(3位)
麺と具の合計:263g(5位)

※重量はたれの重さを含まない

ファミマの冷やし中華は一番低カロリー。ダイエット中のあなたはファミマの冷やし中華を食べよう。それにしても、冷やし中華ってあっさりしイメージがありますが、やっぱり300キロカロリーは余裕で越えているんですね。



サンクスの冷やし中華(調理例)

いつもカロリーで頭一つ抜け出すサンクス

サンクスはカロリーに始まりカロリーに終わる。そう覚えていてほしい。僕は当サイトでコンビニの商品食べ比べ企画をくさるほどやったけど、サンクスの商品はなぜか他を群抜いてハイカロリーなのだ。今回もその例に漏れず高カロリーだが、残念ながら2位に終わった。次回に期待したい。

おそらくハイカロリーの理由は備え付けのマヨネーズだろう。マヨネーズが無条件でついてきたのはサンクスだけだ。マヨラーはサンクスの冷やし中華を食べて夏の終わりを感じよう。

サンクス
商品名:冷し中華L/430円/461Kcal(2位)
麺の重量:201g(3位)
具の重量:80g(4位)
麺と具の合計:263g(3位)

※重量はたれの重さを含まない

麺の量と具の量は標準的。ただし味もレモン風味が効いていて、他のコンビニとは一線を画す。我が道をゆくサンクス。



am/pmの冷やし中華(調理例)

am/pmの冷やし中華はからしが本格派

am/pmの特徴はからしの色が黄色ではなく、山吹色の本格派だということ。本格的なからしで楽しみたい人はam/pmで冷やし中華を買おう。

また、タレの酸味も一番冴えている感じがする。個人的にはam/pmの冷やし中華が一番好きかもしれない。

am/pm
商品名:冷し中華/450円/466Kcal(1位)
麺の重量:179g(5位)
具の重量:72g(6位)
麺と具の合計:263g(6位)

※重量はたれの重さを含まない

重さから比べると、1番軽いのだが、カロリーはぶっちぎりの1位。つまり、一口あたりのカロリーが半端ないのだ。やはりうまいものはカロリーが高い。そんなことに気づかされたam/pmであった。



スリーエフの冷やし中華(調理例)

スリーエフは酸味控え目

スリーエフは唯一冷やし中華が2種類あって、ごまだれと醤油の2種類があった。ごまだれも気になるが、ここはオーソドックスに醤油味を購入。

最大の特徴。それは酸味が少ないことだ。冷やし中華好きには物足りないかもしれないが、これはこれでいいかもしれない。酸味が苦手な人、冷やし中華ビギナーな人(そんな人いるのか)におすすめしたい品だ。

スリーエフ
商品名:冷し中華(醤油)/450円/373Kcal(5位)
麺の重量:187g(4位)
具の重量:81g(3位)
麺と具の合計:263g(4位)

※重量はたれの重さを含まない

スリーエフは関東と四国の一部にしか店舗がない。該当する地域に住んでいる人はできたらスリーエフの酸味控え目冷やし中華を食べてみてほしいところ。

たれが麺とともに入っているので、器に対して麺の配置が偏っている場合も多い。これがコンビニ冷やし中華の哀愁ですね。

個人的な話で恐縮だが、月曜日に連載している僕は、8月の執筆が今日で終わりだ。来週は9月である。

次は9月かと思うと、今年の夏も終わってしまうんだな、と少し物悲しさを覚える。そんなときはぜひ冷やし中華を食べて最後の夏気分を味わってほしい。

学生の皆さんは、1ヶ月以上も休めてうらやましい。そんなに休めるのは学生の間だけだ。というわけで、せいぜい宿題頑張ってください(上から目線)。


 
 
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