その
衝撃の真相が
コレだ！！

どん！！

ＯＨ

大涌谷！！

ふきあがる噴煙に
荒々しい岩石、
非日常な旅行先でしか味わえない
見事な光景だったのでした！！

すごいぜ
大涌谷！！！

…あれ、
でも

子どもの頃に僕がこの地で感じた
思い出ビジョンに比べたら
それよりは
だいぶソフトでマイルドなような…

ていうかこれ
我ながらひどすぎ。
恐ろしすぎ。

まぁふと冷静に考えてみると
確かに本当にこんなところだったら
危険すぎて
子どもの修学旅行先にはならないことでしょう。

とはいえ
子どもの頃の僕にとってはこの地は
確かにこのように感じた…と思っていたのですが、

どうやら
子どもの頃の思い出というものは
純粋な子どもなりに大げさにとらえられすぎてしまうもの、
はたまた
大人になるにつれた時の経過とともに
事象が誇張・歪曲し形が変わってしまうもの
なのかもしれませんね。

　まぁ大人になってから見た
「ロードオブザリング」のラストの指輪を捨てる火山の
ビジョンと
差し替わってしまっただけ
なような気がしないでもないですが。

で、さらにこの地においては

この湧き上がる温泉を利用して、

ここに
たまごをひたし
茹でることで、
この地の温泉に含まれている硫黄と鉄分が卵の殻に結びつき、
ビジュアルが黒く変色して
誕生する

黒いたまご
こと
黒玉子
がつくられていたのでした。

…て、
はっ！
ココで気づいたのですが、
子ども時代の
この地での思い出ビジョンに刻まれていた

この地で作り出されていた謎の暗黒物質とは
この黒玉子
のこと
だったのですね！！

ひどい記憶違いでしたね
すみません。

で、そんな
黒玉子
なんですが、
このお値段が
６個で５００円とかになっておりまして

　子どもの頃だったら何も考えずにとびつき
むしゃむしゃ食いまくったことでしょうが、

大人になった今では
ふと
いつも多摩のスーパー千歳屋で
１００円で１パック（１２個入り）のを買っているため
５００円もあればたまご６０個も買える…
という
普段の規範的な通念についとらわれてしまい
購入を断念してしまったのでした。

私も年をとってしまったものですね。

…

で、ここでふと
その場に
設置されていた掲示板に
よく目を通してみると

ぜん息の人は注意！

という記述が！

ヘルシーすぎた子ども時代だったらまだしも
過労とストレスにより喘息になってしまった現在の大人の自分には
この場での長居は危険！
という事実が明らかになったので、

突然ですが
さっそうと
この場を
立ち去ることにしたのでした。

…

ってことで
子ども時代の思い出ビジョンは
きわめて誇張された
実際の様子とはかなり違うものではありましたが、

ふと
すべてがキラキラしていたあの子ども時代に
戻ることができたような
そんな
おとなの修学旅行だったのでした。

そういう意味でも
行ってよかったです。

めでたしめでたし。

ではまた

おやすみなさい…