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はっけんの水曜日
 
「ぼった/ぼったら」ってなんだ?
 


観光が全国最下位。名物なし。
そんな埼玉県を、当サイトは「ディスカバー埼玉」シリーズとして、なぜか細々と取材し続けている(例:行田のゼリーフライ、東松山やきとり川越観光秩父ロケット祭り、等々)。
ああ埼玉。アイデンティティの薄い県、埼玉。私の出身地ー。

先日ふと、川口市出身の知人ともんじゃ焼きの話をしていたら「埼玉ではもんじゃのこと『ぼったら』って呼ばない?」と言われた。

ぼ、ぼったら?

初耳だった。

「呼ばないよ、川口だけでしょ、それ」と返しながら、「もしかして、またディスカバー埼玉出来るかも!?」と、心躍らせてしまった。

自宅に戻ったら即、検索。確かに川口ではもんじゃのことを「ぼったら」と呼ぶらしい。
しかし、浦安にも「ぼったら」はあるのだという。ありゃ?
さらに調べたら、千住近辺ではもんじゃのことを「ぼった」と呼ぶことが判明。

(text by 大塚 幸代

ぼった/ぼったら。
埼玉、東京、千葉にまたがって繰り広げられる、ミステリアスな小麦粉B級グルメ…。
「とりあえず食べに行けるところから攻めてみよう、そして一体どんなものか確かめてみよう」
と思って、まずは北千住に行ってみた、

……のだが。
下調べして、一番有名とされている「I」という店に狙いをさだめ、電話で「今日、営業していますか?」と確認して、ストリートビューで道覚えて行ったのに、「準備中」のフダが…。
インターネットのグルメサイトでは、昼休憩の時間があるなんて書いてなかったよ、インターネットの情報ってアテにならーん! ここに書くのもナンだがアテにならーん! と思いながら、駅前のマンガ喫茶に入って再検索。
とくに有名ではないけれど、とりあえず営業している店に飛び込んでみた。
さっそくもんじゃを注文。

鉄板に乗せた時点で、分かった。
確かにもんじゃの汁が固い。
もんじゃは、先にキャベツなどの具を炒めて、円形の土手を作ってから汁を入れないと、ちゃんと焼けない。でも「千住のもんじゃ=ぼった」は、汁・具を同時に乗せても、ちゃんと焼けてしまう固さなのだ。
もちろん、お好み焼きよりは、ずっと柔らかいのだが。

なんていうか、グラタンくらいの固さ。

「これ、水と粉はどのくらいの比率なのかなあ…」

謎に思ったので、自宅に戻って、研究してみることにした。

一応、それっぽいセットをそろえた。ホットプレートもドンキで1980円で購入。


 

100円均一で買ったヘラに、「もんじゃ」の比率が書いてあったので、参考にした。薄力粉50グラム、水600cc。1:12だ。


計量して、比率をがんがん変えてみることにする。

ちなみに今回、具はキャベツと桜えび、天かす。ウスターソースは先に入れてかき混ぜる。
最初、テストで1:12でやってみた。ああ、ちゃんともんじゃだった。土手を作らなかったので、大惨事になった。

次、思い切って濃くしてみた。1:4。でもこれだと固過ぎる。

1:6にしてみた。でもこれだと、なんか違う、ゆるすぎる…?

1:5。これがかなり、イメージに近かった。これだ!
私の食べた「ぼった」はこのくらいの比率だった。

■ぼったをめぐる旅(続ける気でいます)

有名店に行ったわけでもなく、食べ歩いたわけでもないので、かなり不安ではあるのだが、「ぼった」はたぶん、「もんじゃより、ぼったりしてる、景気のいいコナモン」なのだろう。
地域でこんな細かい差があるというのは、驚きだ。

さあ、次は浦安と川口の「ぼったら」だ。とくに川口をディスカバーしたい。どんな口当たりなんだろう。
「あそこに行かないとモグリ」「超レコメン店」等ありましたら、教えて頂けたら、幸いでございます…埼玉のみんな!!(あ、浦安の皆様も!)


 
 
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