青かった梅は黄色くなり、透明な酒にはうっすらと色が付いていた。梅のエキスが染み出ているという感じがする。
梅が浮いたり沈んだりしているのは、氷砂糖の分量とかがかなりテキトウであったためだろう。できた梅酒の比重がまちまちになってしまったのだ。
だがまぁ、梅が浮いているか沈んでいるかなんてことはたいしたことではない。要は、うまい梅酒ができていれば、それで良いのだから。
それでは、試飲してみます
他人に振舞えないという性質上、試飲も一人でやる必要がある。家のなかでちびちびやっても物悲しいだけなので、いっそのこと外に出て飲むことにした。
この日は梅雨の中晴れ。外で飲むのに最適な日だ。 |