ビニルクロスがおしゃれになった！

どうしよう、想像以上におしゃれなものになってしまった。
自分が持っている服の中で一番素敵かもしれません。「一番の服がテーブルクロスってどうよ？」と、自分でも面喰らってしまいましたが、ここは動揺を抑えて着心地をチェックします。

塩化ビニール製なので肌にベタつくかと思いきや、裏がポリエステルの起毛加工になっていてサラっと快適な肌触り。しかも過って服にソースやケチャップをこぼしてしまっても大丈夫！
「よっ！元テーブルクロス！」（褒め言葉）。

一方、レジャーシートなのですが…。

お茶のノベルティだったんですね。
この柄を見た瞬間どうしようかと思いましたが、いっそこの柄を大胆に活かしたデザインにしてみてはどうだろうと決心、商品名を中央に配置しました。
開き直りにも似た発想の転換。でも、案外ちょっとカッコいいかも…。

以上、自分の中で賛否両論ありますが、とりあえず2着完成ということで制作作業は一段落です。

これを着て外に飛び出します

さてこの服の防水効果はいかほどのものか？
そこで向かったのが水道橋にある東京ドームシティ。ここには水をテーマにした遊園地「ラクーア」があるということで、例のテーブルクロス製ワンピースを着てやってきました。

到着した途端「ラクーアガーデン」にある大きな噴水がお出迎え。間近にいると結構なしぶきが降り掛かってきます。

今日の目当ては「ワンダードロップ」という名のアトラクション。
ボートで園内を周遊後13メートルの高さから滑り落ちるという、長閑なのかハードなのかよくわからない乗り物です。

乗り物は楽しかったのですが、結構派手に濡れてしまいました。
でも大丈夫！服はタオルで軽く拭くだけで元通り。すぐにドライな感覚を取り戻します。
うん、この服使えます。友人もこれがテーブルクロスだとは知らずに誉めてくれたしね。

若武者、現る

テーマパークでの実験は大成功！これなら雨だって恐くないかも。
そういえば、道路交通法改正をきっかけに自転車の「傘さし運転」の危険さが注目されてきました。もしかしたらこの服がそんな危険行為の抑止力になるかもしれません。

今回は若武者に登場してもらいます。
本当はフードを付けておきたかったのですが、生地が足りずに断念しました。いいさ、肌や髪ならすぐ乾くから。
そう思って走り出したのですが…。

服は濡れませんでした。服の中にも雨は入ってきません。
でも雨の日の湿度はすごいです。レジャーシートの素材が体温と湿度を見事に閉じ込め服の中は汗でびっしょり。結局全身ずぶ濡れです。

この実験で、服が濡れると困るけど「全身濡れてて服だけは大丈夫」という状況も、それはそれで困るということを体感しました。
これからも雨の日は大人しく歩いて移動します。