閉店後の美容室にお邪魔したため、アシスタントの方が掃除や片づけをしていたことと、丁度アシスタントのお話しが出てきたところで、いやらしい話しですがお給料のことが気になりました。
「カリスマ美容師」が流行した時代、スタイリストさんは相当稼いでいるんだろうなと思っていました。
華やかな職業ほど沢山お金が貰えるようなイメージがありましたが、それはアシスタント時代も他の業種より多いのでしょうか。
衝撃の初任給、パンの耳への怒り。
Q.初任給って今どのくらい貰えるんですか?
A.「お店によって違うと思いますが、14、15万くらいですかね。」
す、少ない…。手取りで15万といったら家賃を引かれてしまったら…。
ただし最近は社員寮を完備しているところも多く(このお店も然り)、このサロンの寮費は無料だそうで、そう考えるとまだ余裕はあるようです。
ちなみに竹内さんの初任給は11年前で7万円。社員寮ではなく、家賃は7万弱だったそうです。トントンではないか。
――副業でもしない限り生きていけないのでは?
「そんな時間はなかったですね。朝練があって終電で帰るのが日課でしたから。空いてる時間は技術を磨くために個人的に勉強したり練習したりする必要もありますからね。生活は常にギリギリでした。パンの耳を売っているパン屋に「なぜタダにしてくれないんだ」とイラっとしたこともありましたよ。」
ただでさえ安いパンの耳の値段にまで怒りを覚えるほどカツカツな生活だったようです。それにしても芸術系の職業でも「朝練」ってあるんですね。そこまで忙しくて苦しいと、体育会系の職業に属しても違和感なく思えます。 |