なにかをひっかけるためのフック、ありがたいですよね。そんなありがたいものなら、いっそ携帯してどこにでも持っていってしまえば、でかけた先々で重宝するはず。 フックをポケットに入れて意気揚揚と街へ繰りだしました。
(櫻田 智也)
フックをポケットに
フックはありがたいので外へ持っていこう。と、家の中を見回してみたら、ぼくの家にはフックがなかった。
キッチンとかにあったら便利なのにねえ
ハンガーなんとかしたほうがいい
あんなありがたいものが家にないとは。さっそく買いにいかなくては。そしてキッチンにフライパンをぶらさげなくては。
今回の主役
フライパンはどうでもいい。今回の目的はフックを持ち歩くことだった。 近所のホームセンターにて、吸盤でくっつけるタイプと磁石でくっつけるタイプの2種類のフックを購入。外でなにかをしようとするとき、手持ちの荷物が邪魔になることって結構ある。そんなとき、このフックがきっと役に立つのだ。
しゃがみたい
たくさん荷物を持ってでかけなくてはならない。 買い物で荷物が増えてしまった。 荷物はいちいち行動の妨げになる。
ああ、もう
こんな状況で靴紐がほどけているのに気づいた。手にしているのは地面に直接置きたくない荷物。そんなとき、
フックがあれば
このとおり。手持ちのフックを使ってそのへんにぶらさげてしまえばいいのだ。あら、便利。
さがしもの
あれ、手紙どこだ?
カバンの中をさがすとき、ちょっとした手持ちの荷物が邪魔になる場合もある。腕を動かすたびにうっとうしく動き回る手荷物に余計なイライラがつのる。そんなときにもフックを使って両手をフリーにしてしまえば、落ちついてさがしものに集中できる。
金属相手なら磁石タイプもいいよね
フックさえあれば、ポストの上の鳥のフンに悩まされることもないのだ。
席がない
電車の中で
混雑した電車の中。席に座れず、荷物は重い。そんなときもドアのそばに陣取ることさえできれば腕の痛みに耐える必要はない。 もちろん吊り革がわりにつかまることも可能だ。指にすごく食い込んで地味な拷問みたいだけど。
ただしいずれの場合も、「ドアはたまに開く」ということを充分頭に入れておく必要がある。じゃないともう、ほんとひどい目にあうから。
この人の見た目がなんとなくみすぼらしいのはもちろんフックとは無関係です
席はあるけれど
特急列車の窓際の席についているフック。便利だけれど、たいていあるのは1列にひとつ。でも手持ちのフックさえあれば、
もう荷物かけほうだい
コートにスーツに帽子に手提げ、もういくつかけたってかまわないのだ。
やばい、便利だ。いいんだろうか、便利でしたって結論で。なんかこう、冗談とか入れたほうがいいんじゃないのか。
便利だぜ
いや、だからって別に顔でどうにかしようとしなくてもいいんだが。