石。 |
「持ってけ!石リレー」とは
「持ってけ!石リレー」とは、そもそもオリンピックの聖火リレーからインスパイアされて出来た企画だ。聖火リレーって楽しそう、だけどなかなか庶民には参加しにくい。聖火リレーよりも自由度が高く、いってしまえば場当たり的にその醍醐味部分だけを体験出来ないものだろうか。
聖火だとランナー同士の火の受け渡しもたいへんそうだ。できれば次の人が現れるまでそのへんに置いておけるものでリレーしたい。なんだろう傘とかどうだ
あ、石は
石リレー、誕生の瞬間だ。 |
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ルールはこうだ。誰かが石を運んでどこかに置く。その石を見つけた人がさらにどこかまで運んで置いてくる。それをまた次の人が見つけてどこかに置いてくる。これを繰り返すことにより、一人では不可能な距離を石は移動してくることになるのだ。 |
運ぼうぜ! |
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言葉で説明しても伝わりにくいと思うので、今日は実際に近いところでやってみようと思う。正直僕もやるのは初めてだ。今日やってみてダメっぽかったら新企画はなかったことにして一日分の記事として書き直そうと思う。
スタート地点は多摩川上流とした。ここにたまたま落ちていた派手な石を主役とする。これをゴールに設定したお台場のカルチャーカルチャーまでリレーで運んでみたいと思う。 |
ゴールはお台場、カルチャーカルチャー。 |
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サービスも新調した
この企画のために新しいサービスも作った。編集部のざんはわ石川さん(石だけに)が徹夜で作ってくれたのだ。
その努力の結晶がこれだ。
「持ってけ!石リレー」 |
石、運び中。 |
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えっさ、えっさ。
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では実際にこのサービスを使って石を運んでみようと思う。最初のランナーはいいだしっぺの僕だ。不安を置き去りにして前に進みたい。
まずは多摩川を下流へと向かって進むことにする。土地勘のまったくない僕だが、海の方へ向かえばお台場だということくらいはわかる。それで行けるところまで行ったらそこに石を置いて、その意志、いや石をさらに先へと運んでくれる人を待つのだ。
しかしやみくもに待つだけでは次の人がどこに来たらいいのかわからない。そこで特設サイトの登場だ。石を置いた人は置いた場所をサイトに登録する。するとサイトを見た近所の人が石を見つけて次の土地まで運んでくれる(んじゃないかと思う)のだ。
石リレールール
・石を運んだらサイトに登録してください |
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置くとこ思案中。 |
ここはダメだ。 |
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スタートしてから1時間くらいで駅にして2〜3駅分くらい河原を歩いた。
疲れてきたのでそろそろどこかに石を置きたくなってきた。そう思い住宅地に入って置く場所を探したのだが、これがなかなかよい場所が見つからない。いや、適当においてしまえばそれまでなのだが、なくなったらどうしようとか考え出すと安易に置けない。1時間も一緒にいると石に情が移り、少しでも安全なところに置きたくなるのだ。まあこれは狙っていた効果でもある。
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最初公園に置こうとしたら子供が寄ってきたのでやめた。 |
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石、置きました
石を置くのはあまり目立ちすぎる場所ではいけない。何も知らない人が持って行っちゃったらたいへんだからだ。なおかつ次のランナーには見つけてもらいたいので、あまりにもわかりにくい場所だとまた困る。
いろいろ悩んだ末、多摩川を横切る鉄橋の欄干の下に置いた。果たして次の人はこれを見つけてくれるだろうか。 |
ここに置くことにします。 |
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