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ちしきの金曜日
 
地下鉄階段のっぺり壁

■トリッキーかオーソドックスか

のっぺり壁鑑賞歴を重ねると、みんな一度はトリッキーな作品を好きになるもの。たとえばフォルムに遊びが見られる下のようなものなど。


入角がおしゃれなのっぺり壁。おれも若い頃はこういうのがかっこいいと思ってたよ(遠い目)。

実は上の作品は2連モノで、手前のものはこんな風になっている。なかなかの野心作だ。

右半分だけのっぺり壁という問題作。のっぺり壁鑑賞界では一時かなりの議論を呼んだ。いまだ評価の分かれる作品だ。ほんとか。

あるいは、素材選びに工夫を凝らしたものもある。


白を基調としつつも、下部には素朴なグレーを配置。両者の間に段差をつけるなどの小技も利いている。なおかつ左右に配したパイプ使いが小粋だ。天井および左右壁とのコンビネーションもなかなかだ。

ボトムにアールを施したこじゃれ物件。ぴかぴかの素材選びと相まってフォーマルな雰囲気を漂わせる装いに仕上がっている。

しかし、やはりのっぺり壁はオーソドックスなものが一番だと思う。のっぺりに始まり、のっぺりに帰ってくる。普通がいちばん。のっぺり壁鑑賞は人生に似ている。


アクセを使うとしても、これぐらいがよいと思う。かわいい。

やはりこれぐらいのっぺりが最高。

 ■今回ほどドキドキしながら書き進めた記事はなかった

最後は途中見つけたウケがよさそうな画像でお茶を濁して終わりにしよう。のっぺり壁探して地下鉄巡ってるとこういうのも発見できるよ。
(*あとのっぺり壁鑑賞の際はほかのお客さんの邪魔にならないように気をつけましょう。そんな人いるのかどうか疑問だけど。)

 
 
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