北綾瀬ここだけは見ておけ！ 第1位 「首都高加平出入り口」
北綾瀬からほどなくの場所にある加平出入り口という首都高の出口がある。ここで見える通り、この加平出入り口は非常に大きなループを描いている。一説には、このループの真ん中にテニスコートがあると聞いたことがある。近づいてみると・・・
こんな感じで巨大なUFOでも降りてきたみたいに大きな円盤が近づいてくる。東京都内では特に出入口も省スペースで小さく作っている場合が多く、写真のように丸型が残っている例は珍しい。
これは壁面部をクローズアップしたもの。巨大なしいたけの傘の下の部分に居るように感じるのだが、あなたには何に見えるだろうか？北綾瀬に来たらこれだけは見逃さないでほしい。
さて、続きましては丸の内線の盲腸線です 北綾瀬に別れを告げ、もう一つの盲腸線が走る東京メトロ丸の内支線、方南町行きに乗ることにした。
東京メトロにはアルファベットと数字の組み合わせで駅がナンバリングされているが、方南町に行く路線は小文字だということ。
こっちは本線じゃないですよ。乗り間違いないように、と控えめに訴えているようだ。その控えめさに逆に応援したくなってくる。
方南町から中野坂上も区間運転の電車が多いです。
北綾瀬と違い池袋・新宿方面から直通で方南町に行ける電車も存在するが、基本的には区間運転である。
でも、このあたりは中野区・杉並区の住宅密集地区なので乗客はたくさん居た。思えば日本で一番にぎわっている盲腸線と言えるかもしれない。
電車の方向掲示板には方南町⇔中野坂上の文字。 「僕も同じ区間を行ったり来たりじゃなくて、本線の電車みたいに銀座とか新宿とかに行きたい！」
とか思っていないのだろうか。短い区間を行ったり来たり。頑張りやさんの地下鉄である。
疲れたので寿司を食べてフィナーレにしたいと思います
方南町は大きな交差点があって、商店街があって、今回が初めて訪れた町なのに、いつか来た街だという印象が強かった。いい街だ。
北綾瀬駅周辺が見所がたくさんあって、ずいぶんたくさんうろうろしたあげく方南町にやってきたので、到着するのが夜になってしまった。
足もぱんぱん、疲れ果てたので、方南町はほどほどに、夜ごはんにお寿司を食べて切り上げることにした。
おまけ
北綾瀬支線の車窓の風景です。なんてことのない住宅地が続きますが、緑地も多く住みやすそうな街です。
「東京メトロ『盲腸線』の旅」のビデオpowered by ＠niftyビデオ共有
共通するのは、どこか濃い、素敵な街だということだ
盲腸線の旅はいかがだったでしょうか？ 方南町にしても北綾瀬にしても、今回が人生で初めて訪れた場所だけど、どこか前にも来たような、何の変哲もない素敵な街だった。
両方の電車に共通するのはものは、強い地元感だ。例えばどこかに旅行に行った帰り、自分が普段利用している電車の線に戻ってきたらまだ家に着いていなくても安心するだろう。そういう意味で北綾瀬支線も方南町支線も、沿線に住んでいたら『地元に戻ってきた感』の強い電車だと思う。支線に乗っているときはもう半分ぐらい家に着いた感覚じゃないだろうか。どちらも素晴らしい街だ。ぜひ住んでみたい。
いつも乗っている電車を降りて、別の線に乗って、その駅前でちょっとしたおいしいものを食べたりプチ観光したりするのはとても楽しい。ぜひやってみたらいいと思ったが、考えてみたらテレビでも『ちい散歩』とかやっているし、僕が始めたことじゃないんだった。ちぇっ。
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