苦しい弁当でした
この日は会社が休みだったので弁当は家で食べたのだが、腹がはち切れるかと思うほどに苦しかった。「バランまで食べられる!」と浮かれておきながら、最終的には「バランも食わなきゃなんねーのかよ」な気分になったことを告白しよう。まるで苦行だった。
なんとか食べ終えてフタを閉めたとき、フタの表面に何やら英文が書いてあるのに気が付いた。よくある意味のない単語の羅列かと思いきや、なんと「Hard road」と大書きしてある。さらに小さな文字で The road of the life will become very hard. But we must overcome it. と続くではないか。「生活の道は苦しくなるが、我々はそれを克服しなくてはならない」だ。
人生のことを説いているのか、それともこの巨大な弁当箱自体が苦しい道のりなのか。今の私には後者にしか思えないほどに、腹が苦しい。
「この弁当箱を使う時は、食用バランはやめとこう」と思った。もしも彩るのなら、サニーレタスあたりが適任だろう。
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君は何を言わんとしているのか。 |
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