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チャレンジの日曜日
 
新幹線の閑散駅めぐり


 大都市を結ぶ新幹線。大都市を繋ぐその間に、小さな都市の駅があるが、中にはすごく閑散とした駅もある。

 普段はまずいかないような新幹線の閑散駅だけど、行く機会ができたので、北は岩手県から西は山口県まで3つの閑散駅に行ってみた。どれくらい閑散としているのだろう。

ライスマウンテン

長野新幹線「安中榛名」駅

 まずは関東の新幹線の閑散駅「安中榛名」。関東だけに東京駅から最短で59分と、ぎりぎり1時間をきる場所にある。隣駅は軽井沢と高崎だ。

 高崎というと、僕のイメージは、ビックカメラが東京では池袋だけにあったとき、池袋と高崎にビックカメラがあったので、高崎はビックカメラの街というイメージがあった。天才・たけしの元気が出るテレビ!!で林家ぺーが体当たりして、ビックのビの濁点を塗ったの見たことあるなあ。誰もついてけない情報でごめん。

 高崎じゃない、安中榛名だ。この駅は「新幹線通勤とか楽勝でできますよ、老後生活にいいですよ、ロハスですよ!」と言ったかどうかは知らないが、住宅地(びゅうヴェルジェ安中榛名)を作るために、何にもないところに作った駅なんだそうだ。

 駅が先か住宅地が先か。にわとりが先か卵が先かと考えれば、駅がなきゃ家は売れないわけで、先に駅が登場。その当時は、まったく駅前に何もない閑散駅ならぬ「秘境駅」だったのだとか。そのころ行ってみたかったなあ。

 すこしは家ができたが、それでも1日に乗り降りする乗車人数は200人台なんだそうだ。


ハイキング目当てのおばちゃんで結構乗客はいた。

時刻表の安中榛名駅の時刻表の文字は、隣駅の軽井沢よりもかなりでかい。
つまり新幹線はかなりこない。

 

改札口から外へ

 新しいけど、新幹線の駅にしては狭い改札口を抜けると、一応休憩スペースや食事がとれる店があった。でもそこからが無、だった。なにもないぞ!


改札口はきれいだけど、改札の数が少ないような気がする

駅は立派だけど、、、

駅から望む光景。何もないどころじゃない。無だ。

駅前に唯一ある店。 それが13時間オープンのデイリーヤマザキ。

ちょっと歩いて安中榛名駅のほうを振り返る。何もなさすぎ。

 さらに前に歩いていくと、JRが開発する住宅地に出る。そこは広大な大きな一戸建ての住宅展示場のよう。

 最初から建築済の一戸建てとか、土地を販売し、買ったら好きなように建てられる区画もある。それぞれの土地が結構大きいので、結構個性的な一戸建ての建物もあって面白い。

 「土地を買ったけど、どんな家を建てればいいのかわからない」そんな人は安中榛名へGo!だ。もちろん、ここで家を買いたい人もGo!だ。建築学科に在籍する大学生も興味ありかもしれんぞ。

 ぼくの心の中で彦麻呂が「これは一戸建ての博覧会やぁ〜〜!」と叫んでいた。


僕の心の中の彦麻呂がシャウトした安中榛名の一戸建たち。

 安中榛名で住んで東京通勤にあこがれたぼくだが、よくよく考えれば、隣駅の軽井沢のほうが、店もいろいろあっていいんじゃないかと思った。でも軽井沢は冬寒そうなので、静岡とかならいいんじゃないかと思った。でもやっぱり面倒なので、東京への通勤には東京周辺でいいよね、とか思ってしまった。でも安中榛名から通勤もいいかもよ。


 

 
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