私は大学イモが好きだ。 カリっと揚げられたサツマイモに、醤油味の甘じょっぱいタレが絡んだ大学イモは、この世のものではないと思えるほど甘美な味わい。いやはや、たまらない。 大学イモが大学イモたるゆえんは、やはりそのタレであると言えるだろう。タレがなければただの揚げたサツマイモなのだから。逆に言えば、大学イモのタレさえかければ、何でも大学なんとかにすることができるのではないだろうか。 ちょうど入学式が行われるこの季節、いろんなものを大学に入学させてみた。
(木村 岳人)
大学イモのタレを作ろう
何はともあれ、まずは大学イモのタレを作ることにする。 ネットで検索してみたところ、大学イモのタレの作り方は、まぁ、おおむね水に砂糖と醤油を入れ、煮詰めればOKなようだ。水あめとか使うレシピもあったが、今回はシンプルに水と砂糖と醤油だけで作ってみよう。
大学ジャガイモ
サツマイモがイケるなら、普通のイモもイケるだろう。そう思った私が取り出したのは、ジャガイモである。同じイモなだけに、通常の大学イモと同じような出来が期待できるところだが……
大学サトイモ
ジャガイモで失敗した後になんだが、実はジャガイモだけでなくサトイモも用意してあった。次は、これで大学サトイモを作ってみようと思う。 ……作る前から、既にやばそうな雰囲気が漂ってはいるが。